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五輪バスケ男子カナダが混戦のA組首位通過…スペインは激戦及ばず敗退、オーストラリア決勝T進出決定

カナダ代表をけん引する活躍を見せたシェイ・ギルジャス・アレクサンダー[写真]=fiba.basketball
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 8月3日(現地時間8月2日)、パリ2024オリンピック男子バスケットボールの予選グループA第3戦が行われ、すでに決勝トーナメント進出を決めていたカナダ代表(FIBAランキング7位)は、スペイン代表(同2位)に88-85で勝利。同組のオーストラリア代表(同5位)も決勝トーナメントに進むことが決まった。

 試合序盤はディロン・ブルックスシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを中心としたカナダ代表が2ポイントを重ねてリードしたが、徐々に3ポイントが入りだしたスペイン代表も盛り返し、第1クォーターは19-19の同点で終了。続く第2クォーターも一進一退の展開ではあったものの、同残り2分をきってからアレクサンダーが相手のミスを突く連続得点を挙げるなどして、カナダ代表が一気に二桁点差までリードを拡大した。

 49-38で突入した第3クォーターも寄っては離す時間が続き、追いかけるスペイン代表は攻守に好プレーが飛び出してもカナダ代表の背中を捉えきれず。それでも、8点差で迎えた勝負の第4クォーターは、スペイン代表のダリオ・ブリスエラのシュートタッチが冴え渡り、1ポゼッション差でクラッチタイムに突入する大激戦に。最後は試合時間残り3秒でスペイン代表が1点差まで詰め寄ったが、カナダ代表がリードを守りきり、予選グループ3連勝を飾った。

 勝利したカナダ代表は、アレクサンダーが20得点、アンドリュー・ネムハードが18得点、RJ・バレットが16得点をマーク。スペイン代表はチーム最多17得点を挙げたブリスエラら5選手が2桁得点を記録したが、ターンオーバーからの失点がかさみ、3ポイント成功率も28パーセント(10/36本)にとどまった。

 今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2位の6チームに加え、各組3位の中から成績上位2チームも決勝トーナメントに進出するレギュレーション。

 この試合の結果、グループAはカナダ代表が3勝0敗で首位通過。1勝2敗で並んだ下位3チームは、3チーム間の対戦による得失点差で順位が決まるため、同+6のオーストラリア代表がグループA2位で通過することが決定した。同-1のギリシャ代表はグループA3位となり、まだ試合が残っているグループCの結果を待つことに。同-5のスペイン代表はグループA最下位となり予選敗退が決まった。

 なお、日本代表に勝利したグループBの3位・ブラジル代表(同12位)は、グループAの3位・ギリシャ代表を得失点差で「1」上回ったためベスト8進出。残る決勝トーナメント進出きっぷは、グループC2位と各組3位の成績上位2枠目の2枚となった。

■ 試合結果
カナダ 88-85 スペイン
CAN|19|30|15|24|=88
ESP|19|19|18|29|=85

<グループA順位表>
1位 3勝0敗+20 カナダ
2位 1勝2敗-4  オーストラリア
3位 1勝2敗-8  ギリシャ
4位 1勝2敗-8  スペイン

※下位3チーム間の対戦成績
1勝1敗+6 オーストラリア
1勝1敗-1 ギリシャ
1勝1敗-5 スペイン

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