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五輪ギリシャ代表が今大会初勝利でA組暫定2位に浮上…オーストラリア代表は決勝T進出へ黄色信号

チーム最多20得点を挙げたギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ[写真]=fiba.basketball
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 8月2日、パリ2024オリンピック男子バスケットボールの予選グループA第3戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、ギリシャ代表(FIBAランキング14位)がオーストラリア代表(同5位)に勝利。今大会初白星をつかみ、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 立ち上がりからNBAシーズンMVPに2度輝いた実績を持つヤニス・アデトクンボを中心に攻め立てたギリシャ代表が先手をとると、オーストラリア代表もパティ・ミルズが巧みに長短のシュートを沈めて応戦。第1クォーターは25-24の互角で終える。

 しかし、続く第2クォーターはギリシャ代表がディノス・ミトグルやトマス・ウォルクプの連続得点で14-0のビッグラン。オーストラリア代表はニック・ケイの得点で流れを断ち切ったものの、ギリシャ代表が17点リードの53-36で試合を折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、両チームともにロースコアの展開で我慢の時間が続き、オーストラリア代表はジョック・ランデールがスコアを伸ばしてじわじわと反撃。この10分を9-14とし、12点差で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーターも10点差前後で一進一退の攻防だったが、同残り7分過ぎからミルズが立て続けにシュートを沈め一気に2点差まで急接近。しかし、同残り2分からギリシャ代表のバシリオス・トリオプロス、ウォルクプが長距離砲を決め勝負あり。最後は77-71でギリシャ代表が逃げ切った。

 試合開始から終始リードを保って勝利したギリシャ代表は、アデトクンボがチーム最多20得点7リバウンド6アシストを挙げチームをけん引。ウォルクプも4本の3ポイントを含む18得点と存在感を示した。一方、痛い2連敗を喫したオーストラリア代表は、ランデールが17得点8リバウンド、ギディーが9得点11リバウンド6アシスト、ミルズが13得点、ダニエルズが11得点を挙げたが、勝負どころで攻めきれなかった。

 今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2位の6チームに加え、各組3位の中から成績上位2チームも決勝トーナメントに進出するレギュレーション。この試合の結果、グループAはギリシャ代表とオーストラリア代表が1勝2敗で並び、直接対決の結果でギリシャ代表が暫定2位、オーストラリア代表が暫定3位に。すでに決勝トーナメント進出を決めているカナダ代表に次ぐ予選通過2枠目は、同グループ最終戦のカナダ代表vsスペイン代表の結果をもって決まることになった。

■ 試合結果
<パリ五輪予選グループA第3戦>
オーストラリア 71-77 ギリシャ
AUS|24|12|14|21|=71
GRE|25|28| 9|15|=77

<グループA暫定順位表>
1位 2勝0敗+17 カナダ ★決勝T進出
2位 1勝2敗-8  ギリシャ
3位 1勝2敗-4  オーストラリア
4位 1勝1敗-5  スペイン

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