2024.08.12
8月4日、国際バスケットボール連盟(FIBA)が「陰の英雄たち:ついに世界が彼らの正体を知った」というタイトルで、パリオリンピック予選グループで活躍した選手を各グループ一人ずつ選び、計3人を紹介した。
グループAからは男子オーストラリア代表のジョック・ランデールが選出された。同代表にはパティ・ミルズやジョシュ・ギディー、ダイソン・ダニエルズといった得点源がいるが、FIBAは「実際にはジョック・ランデールが今大会最も安定した選手として活躍している」とランデールを称賛。
予選グループでは1試合平均17.7得点9.7リバウンド3.3アシストを記録しており、「28歳のセンターは、現在ニコラ・ヨキッチ、ヤニス・アデトクンボ、ビクトル・ウェンバンヤマに次いで、オリンピックで4番目に効率的な選手となっている」とスタープレイヤーに並ぶ活躍を評価した。
グループBからは男子日本代表の河村勇輝が選ばれた。FIBAは「23歳の彼は、少なくともあと10年は日本のオフェンスを支配することになるだろうし、毎年夏に成長を見せる彼の姿を見ると、河村勇輝がどれだけ上手くなるか末恐ろしい」と河村のオフェンス能力と将来性について言及。
河村は1試合平均20.3得点7.7アシスト3.3リバウンドをマーク。グループフェーズ終了時点で得点5位、アシスト数2位にランクインした。この活躍に対しても「日本のBリーグを見ていない人たちにとってサプライズになっただろう」と国外にその存在感を示したと称えた。
グループステージCからは男子南スーダン代表のブル・クオルが名を連ねた。クオルはここまで予選グループ3試合すべて2ケタ得点を記録し、1試合平均13.0得点3.3リバウンド2.3アシスト1.7スティールを記録している。また、クオルはアメリカとの親善試合含む4試合で11本中8本の3ポイントを成功させ、72.7パーセントをマークした。FIBAは「ジャングルの近くの軍事基地の隣の村で生まれ、ケニアの難民キャンプで育ち、9歳のときにオーストラリアに移住した27歳の彼にとって、オリンピックの経験は非現実的なものに思える」とクオルのここまでの背景に触れた。
河村とクオルは決勝トーナメント進出とはならなかったが、今大会でこの3人が残した活躍は世界に知られただろう。
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