2023.09.19

アジア大会バスケ男子日本代表のテーマとは?“ホーバスの右腕”ゲインズHCが語る

「アジア競技大会」男子日本代表を指揮するゲインズHC[写真]=バスケットボールキング
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 9月18日、「第19回アジア競技大会(杭州/2022)」に出場するバスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)が、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開練習を実施した。

 今大会は、トム・ホーバスヘッドコーチの右腕としてA代表のアソシエイトヘッドコーチを務めるコーリー・ゲインズコーチがチームを指揮。ナショナルチームを率いるのは自身初だというが、「キャンプとしてはすごく良い形でできていると思います」と、ここまでの調整の手応えを口にした。

 川真田紘也滋賀レイクス)がケガで出場を辞退したため、「FIBAワールドカップ2023」から継続して招集された選手はいないものの、「結果を残せば次のオリンピック選考過程で呼ばれることもある、そういうチャンスにつながる舞台ということは選手たちに伝えています」とゲインズHC。「チャンスを掴めば、また次のチャンスにつながる。機会はどの選手にも平等にあるけど、そのチャンスを掴まなければ(2度目のチャンスが訪れる)保証はないです」と、発破をかけた。

 平均年齢24.6歳というフレッシュな顔ぶれで臨む今大会の目標について問われると、「まずは若手選手が大会を通して経験を積むこと。あとはワールドカップで積み上げてきた下地があるので、パリオリンピックという次のステージへ向けてどう積み上げていけるのかというところ」と説明。引き続きホーバスコーチとも連係を取りながら、「日本のバスケットのレベルが高くなるために次は何が必要なのか見つけることも(テーマの)一つだと思っています」と話した。

 また、今大会のチームキャプテンを、佐藤卓磨齋藤拓実(ともに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の最年長コンビに託したと明言。齋藤は5対5の練習から外れるなど別メニュー調整が続いているが、ゲインズHCは「一つ言えるのはこのキャンプに参加してくれているということ。彼はチームのなかでも大きなパートを占める選手だということは間違いない」とコメント。今後もトレーナーらと状態を確認しながらチーム作りを進めるとの方針を示した。

 9月26日にスタートする「アジア競技大会」の男子バスケットボールには16チームが出場。グループステージのグループDに入った日本代表は、26日にカタール代表(同104位)、28日にインドネシア代表(同74位)、30日に韓国代表(同51位)と対戦する。

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