2020.11.02

JR・スミスがキャリア16年間で唯一嫌いだったチームメートとは?

JR・スミスが嫌いだったチームメートの名を暴露[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 オンコートでもオフコートでも話題に事欠かない男、それがJR・スミス(ロサンゼルス・レイカーズ)だ。手に負えないような問題児ではないが、彼の破天荒な性格と派手な言動は時に、スター選手顔負けの注目の的となる。
 
 そのスミスが、Podcastのプログラム『All Things Covered』に出演し、これまでのキャリアで唯一嫌いだったチームメートの名前を暴露した。

 スミスが名指ししたのは、トルコリーグに活躍の場を移したサム・デッカー(トルコ・テレコム)。2015年にドラフト18位指名でヒューストン・ロケッツに入団し、ロサンゼルス・クリッパーズやワシントン・ウィザーズを渡り歩いた。

 スミスとデッカーは、2年前の2018年にクリーブランド・キャバリアーズで数週間ともにプレーしただけの間柄。その限られた時間に、スミスとデッカーの間に何があったのだろうか。

キャブス時代のデッカー[写真]=Getty Images


「サム・デッカー、あの男とだけは仲良くなれない。彼はいくつかナメた真似をしてくれた。ある日、バスに乗っているとき、彼はトランプ(米大統領)について熱弁していたが、俺は絶対にそれを許すことができなかった」

「誰しもが他人の状況を理解して人生を生きているわけではない。でも、彼は他人の状況をとてもよく観察しているにもかかわらず、仲間の成長を手助けするどころか、むしろ彼らをその場に留めようとするんだ。全く尊敬に値しない」

 よほどスミスには気に入らないことがあったように見受けられるが、一方のデッカーはスミスの発言を受けて、Twitterで弁明。すでに該当の投稿は削除されているものの、以下のようにコメントしていた。

「本当に困惑している。僕はかなり単純な人間だし、政治的なことに介入した記憶はないよ。トランプ大統領の支持者だったことはないし、何かの間違いだと思う」

 さらに、旦那への突然の中傷を受けて、デッカーの妻も「事実無根で、不当な扱いです。情報源はどこですか」と声を挙げた。しかし、スミスはデッカーの妻の発言にも噛みつき、口論は激化している。

 もしスミスの勘違いなのであれば、同じバスケットボールプレーヤーとして、どこかで和解の場があることを願いたい。

文=Meiji

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