2022.02.12

トレードデッドラインにイバカを加えたバックスに痛手…パット・カナトンが負傷

カナトンが右手を骨折[写真]=Getty Images
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 2月11日(現地時間10日、日付は以下同)のトレードデッドラインで、ミルウォーキー・バックスは4チーム間のトレードでベテランビッグマンのサージ・イバカを獲得し、フロントコートの厚みを増した。

 ヤニス・アデトクンボクリス・ミドルトンのオールスターデュオにボビー・ポーティスを擁する昨季覇者にイバカが加わったことで、2連覇に向けて視界良好と言える補強となった。

 ところが、バックスはこの日行なわれたフェニックス・サンズ戦を107-131で落として連勝が4でストップしただけでなく、シックスマンのパット・カナトンが第3クォーターで負傷。右手第4中手骨の骨折が発覚し、コートから去ることに。

「彼は重要かつカギとなる役割をこなしている。(オフェンスとディフェンスの)両サイドでグルーガイになってくれている。だから彼がしばらく離れるのはタフになるだろうね。できればすぐにでも戻ってきてほしい」。

 ミドルトンがそう話していたとおり、在籍4シーズン目のカナトンは、今季ここまで平均27.0分10.1得点に3ポイント成功率40.7パーセント(平均2.3本成功)と、バックス加入後ベストの成績を残しており、貴重な存在となっていた。

 バックスは11日のトレードでドンテ・ディビンチェンゾをサクラメント・キングス、シェミ・オジェレイとロドニー・フッドをロサンゼルス・クリッパーズへ放出。さらにベテランのジョージ・ヒルが首のケガで1月下旬から欠場、今季途中に契約したウェスリー・マシューズも不調に陥っており、ウィングの選手層が薄くなっていた矢先のケガとなってしまった。

 ドリュー・ホリデーが「これを皮肉と言っていいのか分からない。ただ間違いなく不運なことではある」と口にしていたように、カナトンが長期離脱となった場合、新たに補強することになるかもしれない。

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