2022.02.10

アデトクンボがチェンバレン、ジャバーに次ぐNBA史上3人目の快挙でレイカーズを撃破

スムーズにジャンパーも沈めていったアデトクンボ[写真]=Getty Images
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 2月9日(現地時間8日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦。ミルウォーキー・バックスは前半だけで78得点を奪う猛攻を見せ、最終スコア131-116でレイカーズを撃破。

 4連勝を飾った昨季覇者は、35勝21敗でイースタン・カンファレンス2位。1位のマイアミ・ヒート(35勝20敗)とのゲーム差は0.5まで迫っており、3戦連続で130得点以上を奪うオフェンス力が光る。

 この試合ではヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる44得点14リバウンドに8アシスト2ブロック、ボビー・ポーティスが23得点7リバウンド2スティール、クリス・ミドルトンが21得点4アシスト、ドリュー・ホリデーが15得点7リバウンド10アシスト2スティール、グレイソン・アレンが12得点4アシストをマーク。

「彼は簡単に決めているように見えたね。彼は今そういうレベルでプレーしているということ。ジャンプショットを沈めていた。ポンプフェイクで交わしていた。見ていてすごく楽しかったよ」。

 ミドルトンが試合後にそう話した“彼”とは、アデトクンボのこと。今季6度目の40得点ゲームを達成した昨季のファイナルMVPは、3ポイント2本全て成功を含むフィールドゴール成功率85.0パーセント(17/20)と驚異的な成功率で相手を寄せ付けずに圧倒。

 最初に放った11本のショットを連続して決めたアデトクンボは「もちろん、ショットがいくつか決まっていくと、ゲームはすごく楽になるし、良く見えるものさ。僕はチームメートたちを絡めて、チームを助けるためのベストなやり方を見つけようとしているんだ。でも自分のショットが最初から入り始めると、僕自身もいい気分になるし、いいディフェンスができるんだ。今日のゲームはそんな試合だった」と好感触だった。

 アデトクンボは1試合40得点10リバウンド5アシストにフィールドゴール成功率85.0パーセント以上をたたき出し、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)に次ぐNBA史上3人目の快挙も達成している。

 ちなみに、アデトクンボはこの試合で20試合連続の25得点以上をクリアしたのだが、レイカーズのレブロン・ジェームズも27得点をあげたことで20試合連続に到達。

 そして平均29.4得点でリーグトップに躍り出たジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は21試合連続で25得点以上をマーク。3選手が20戦連続で25得点以上を記録するというNBA史上初の快挙となっている。

 全盛期を迎えているアデトクンボとエンビードに加え、現役最長タイの19シーズン目のレブロンが入っているのは特筆すべきだろう。

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