2022.01.29
1月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートによる一昨季のNBAファイナル再戦は、ホームのヒートが113-107で勝利を収めた。
ヒートはダンカン・ロビンソンが25得点、ジミー・バトラーが球団史上最多となる10度目のトリプルダブル(20得点10リバウンド12アシスト)、ケイレブ・マーティンが15得点、バム・アデバヨが14得点8リバウンド5アシストをマーク。一方のレイカーズはレブロン・ジェームズがゲームハイの33得点に11リバウンド4アシスト、ラッセル・ウェストブルックが24得点9リバウンド9アシスト、エイブリー・ブラッドリーが15得点、カーメロ・アンソニーが11得点を残すも勝利ならず。
23勝24敗でまたもや負け越しとなったレイカーズは、ウェスタン・カンファレンス8位。この日アンソニー・デイビスが約1か月ぶりに戦列復帰を飾る可能性があったものの、次戦以降にお預けとなった。
依然として厳しい状況にあるレイカーズだが、37歳のレブロンはデイビスが左膝を痛めて戦線離脱後、17試合連続で25得点以上と、高位安定のパフォーマンスを見せている。
『Elias Sports Bureau』によると、今季で創設74シーズン目のレイカーズにおいて、16試合連続で25得点以上を記録したことがあるのはエルジン・ベイラー、コービー・ブライアント(ともに元レイカーズ)、シャキール・オニール(元レイカーズほか)とレブロンのみ。
「俺は30得点する必要はない。でも今の俺はキャリアの中でオフェンス面でベストなゾーンの1つにいる。で、俺はそれを止めるつもりはない。すごくいい感じなんだ。すごくいい感触でショットを打てている。今夜は3ポイントがあまり入らなかった(1/8)けど、8本全てに手ごたえがあった。フリースロー、フィールドゴールも効果的だし、リムではすごく効率的だ」。
ヒート戦後、レブロン自身がそう話したように、キャリア19シーズン目の大ベテランは高得点を連発している。ここ17試合でレブロンは平均32.5得点、フィールドゴール成功率53.4パーセントを記録しており、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/同33.9得点)に次ぐリーグ2位の快記録。そのため、レブロンも「俺はゲームへ入る時に『30得点しなきゃいけない』とか『試合に勝つチャンスはない』と言って試合することはない。俺はプレーするだけ。得点というのは自然とついてくるものだからだ」と頼もしい言葉を残している。
なんとか白星先行へと好転すべく奮戦を続けるレイカーズにおいて、レブロンが好調を維持していることは間違いなく朗報。デイビスも間近に復帰できる見込みのため、今後の巻き返しに期待は高まるばかりだ。
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