2022.07.08

カリーが「サインのためなら何でもする」というファンに課した面白チャレンジとは?

オフにゴルフを満喫中のカリー。そのファンサービスが話題に?[写真] -Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 2021-22シーズンのNBAファイナルMVPを獲得したステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、連覇に向けて英気を養っている。歴代最高シューターはゴルフを趣味としており、現在カリフォルニア州とネバダ州に跨るタホー湖で開催されている「アメリカン・センチュリー・チャンピオンシップ(ACC)」のセレブリティゴルフトーナメントに参加している。

「ACCセレブリティゴルフチャンピオンシップ」は、今年で33大会目を迎える歴史ある大会。本大会にはグラミー賞15冠、エミー賞4冠のジャスティン・ティンバーレイクのほか、横浜での生活経験もあるNFLを代表するクォーターバックのパトリック・マホームズや、マホームズと同じカンザスシティ・チーフスに所属するトラビス・ケルシーらが参加。また、NBAからは御意見番ことチャールズ・バークリーに加えて、シカゴ・ブルズの人気者アレックス・カルーソも駆けつけている。

 本大会の看板プレーヤーのカリーは、高校までゴルフ部に所属しており、過去にはスポンサーで若手プロが参加するPGAのサテライトツアーにも出場。その実力からラウンド中には大所帯のギャラリーを引き連れ、道中では昨シーズンの優勝を祝福されることもあれば、質問攻めに遭うこともあるだろう。

『TMZ』によると、カリーはプレーと並行して、会場に集まったファンと交流する時間を設けた模様。なかでも印象的だったのは、「ステフのサインを手に入れるためなら何でもする」という熱狂的なファンとカリーの出会いだった。

 そのファンは、カリーからサインをもらうためには何回腕立て伏せをすればいいかを尋ねたという。それを受けて、4度のNBAチャンピオンは自分の背番号と同じ30回を要求。そして、憧れの選手からのリクエストに応えて、男性はその場でプッシュアップを実施し、見事腕立て伏せ30回を成功させて、カリーからの直筆サインを手に入れたのだ。

 カリーは、NBAスターのなかでもとりわけファンサービス旺盛な選手として知られている。しかし、もしかするとこの出来事を経て、同選手からサインをもらうハードルは上がってしまったかもしれない。我々も来る日に備えて、今から身体を鍛えておくべきだろう。

文=Meiji

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