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フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードとジェームズ・ハーデンのデュオが、歴史を塗り替えるかもしれない。
3月15日(同14日)現在、イースタン・カンファレンスで3位につけるシクサーズを支えるこの2選手たちは、得点とアシストでNBAをリードしている。エンビードは現在、1試合平均33.4得点を挙げており、ハーデンは同10.8アシストをマークしている。これらはそれぞれリーグトップの数字であり、同一チームから得点王とアシスト王が誕生すればおよそ40年ぶりの快挙となる。
2022-23シーズンのシクサーズ以前に、得点王とアシスト王が同一チームに在籍したのは1981-82シーズンのサンアントニオ・スパーズ。名将グレッグ・ポポビッチ氏が就任する以前のことであり、当時は同チームのレジェンドで、フィンガーロールの名手として名高いジョージ・ガービン氏(元スパーズほか)が得点王に、同じくレジェンドのジョニー・ムーア氏(元スパーズほか)がアシスト王となっている。
さらに、もしこのままエンビードとハーデンが得点王とアシスト王を受賞すれば、同じように個人賞を受賞したどのデュオよりも成績のよい2人組となる。バスケットボールの戦術の進化などで、昔よりもハイスコアな試合が多くなったNBAだが、エンビードとハーデンの活躍には目を見張るものがある。
15日(同14日)現在、東地区3位のシクサーズはプレーオフに出場する可能性が高く、彼らの活躍次第では優勝も狙えるだろう。1982-83シーズン以来、40年ぶりの栄冠を目指す彼らの躍進に、今後も注目していきたい。