2023.04.22

1位指名筆頭候補のウェンバンヤマがドラフトに正式エントリー…「まだ実感がわかないよ」

NBA屈指のスターたちもウェンバンヤマを高く評価[写真]=Getty Images
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 4月22日(現地時間21日)、6月23日に行われる「NBAドラフト2023」に向け、1位指名の筆頭候補であるビクター・ウェンバンヤマが正式なエントリーを宣言したことが報じられた。現地メディア『ESPN』が伝えている。

「ドラフトの参加宣言については、まだ実感がわかないよ。クレイジーなことだね」と語った19歳のウェンバンヤマは、219センチの身長に244センチのウィングスパンを兼ね備え、豊富なスキルも併せ持つまさに“規格外”のプレーヤー。現在はメトロポリタンズ92(LNB/フランスのプロリーグ)に所属しており、すでに世界中のファンから注目を浴びるスター候補となっている。

 リーグを代表するスター、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)も彼の才能を手放しで賞賛するほど。ウェンバンヤマは希望のチームについて「間違ったチームはない」と、自身を獲得する可能性の高い球団について言及していた。

「これといった不安はないし、悪い組織は1つもない。そこに行くのが嫌だと自分から言うことはないよ。どの球団も選手のことを気にかけているし、間違った行き先はないと思う」

恵まれた体格と優れたスキルセットを併せ持つウェンバンヤマ(右)[写真]=Getty Images

 線の細さを懸念する声も見られているものの、ウェンバンヤマは昨年9月から始まった今シーズンを1度の欠場もなく、47試合連続で試合に出場。彼も健康維持の重要さを理解しているようで、専属トレーナーとフィジカルの強化に努めているようだ。

「障害を乗り越える準備はできている。NBAの1シーズンは多くの試合があって、82試合すべてに出場するのは難しいし、休むことが必要な選手もいる。僕の目標はできる限り多くのゲームに出場して、チームを助けることだ」

 デトロイト・ピストンズ、ヒューストン・ロケッツ、サンアントニオ・スパーズなど、今季リーグ下位に沈んだ球団が彼の獲得に全力を注ぐと予想されている。ドラフトの上位14チームの順番を決める「NBAドラフトロッタリー2023」は、5月17日の午前9時半から開催される予定だ。

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