USAバスケットボールは24日（現地時間23日、日付は以下同）、2024年パリオリンピックの代表候補41名を発表した。アメリカバスケットボール男子代表チームのマネージングディレクターを務めるグラント・ヒルによって選出されたものであり、今回の候補の中から最終的にアメリカ代表として12名に絞られていく。

　今回候補に選出された41名およびコーチングスタッフは次の通り（カッコ内は24日時点の所属チーム）。

【候補選手】
バム・アデバヨ（マイアミ・ヒート）
ジャレット・アレン（クリーブランド・キャバリアーズ）
パオロ・バンケロ（オーランド・マジック）
デズモンド・ベイン（メンフィス・グリズリーズ）
スコッティ・バーンズ（トロント・ラプターズ）
デビン・ブッカー（フェニックス・サンズ）
ミケル・ブリッジズ（ブルックリン・ネッツ）
ジェイレン・ブラウン（ボストン・セルティックス）
ジェイレン・ブランソン（ニューヨーク・ニックス）
ジミー・バトラー（マイアミ・ヒート）
アレックス・カルーソ（シカゴ・ブルズ）
ステフィン・カリー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）
アンソニー・デイビス（ロサンゼルス・レイカーズ）
ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）
アンソニー・エドワーズ（ミネソタ・ティンバーウルブズ）
ジョエル・エンビード（フィラデルフィア・セブンティシクサーズ）
ディアロン・フォックス（サクラメント・キングス）
ポール・ジョージ（ロサンゼルス・クリッパーズ）
アーロン・ゴードン（デンバー・ナゲッツ）
タイリース・ハリバートン（インディアナ・ペイサーズ）
ジェームズ・ハーデン（ロサンゼルス・クリッパーズ）
ジョシュ・ハート（ニューヨーク・ニックス）
タイラー・ヒーロー（マイアミ・ヒート）
ドリュー・ホリデー（ボストン・セルティックス）
チェット・ホルムグレン（オクラホマシティ・サンダー）
ブランドン・イングラム（ニューオーリンズ・ペリカンズ）
カイリー・アービング（ダラス・マーベリックス）
ジャレン・ジャクソンJr.（メンフィス・グリズリーズ）
レブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）
キャメロン・ジョンソン（ブルックリン・ネッツ）
ウォーカー・ケスラー（ユタ・ジャズ）
カワイ・レナード（ロサンゼルス・クリッパーズ）
デイミアン・リラード（ミルウォーキー・バックス）
ドノバン・ミッチェル（クリーブランド・キャバリアーズ）
クリス・ポール（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）
ボビー・ポーティス（ミルウォーキー・バックス）
オースティン・リーブス（ロサンゼルス・レイカーズ）
ダンカン・ロビンソン（マイアミ・ヒート）
ジェイソン・テイタム（ボストン・セルティックス）
デリック・ホワイト（ボストン・セルティックス）
トレイ・ヤング（アトランタ・ホークス）

【スタッフ】
ヘッドコーチ：スティーブ・カー（ゴールデンステイト・ウォリアーズHC）

アシスタントコーチ：マーク・フュー（ゴンザガ大学HC）、ティロン・ルー（ロサンゼルス・クリッパーズHC）、エリック・スポーストラ（マイアミ・ヒートHC）

　41人の候補は、レブロンやカリー、デュラントなどのベテランやテイタムやブッカーといったスター選手に並んで、バーンズやホルムグレンなど現在大活躍中の若手選手の名も複数挙がっており、新旧入り混じる現代のドリームチームが期待されるリストとなった。また、カメルーン、フランス、アメリカのうちいずれかでプレーする権利を持っており、昨年の10月にアメリカ代表でプレーすることを表明した今シーズンMVP筆頭候補のエンビードもリストに含まれる。

　コーチ陣は2023年夏に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ」と同じメンバーとなり、4位に終わり手ぶらで帰ることとなったリベンジを誓う。唯一NCAAから抜擢されているフューは、ゴンザガ大の指揮官として八村塁の成長を支えた人物でもある。なお、カーはパリ五輪後にアメリカ代表のヘッドコーチを辞任する意向を明らかにしている。

　今回の発表の中でエキシビション・マッチの予定も発表され、7月11日にラスベガスでカナダ代表戦、同21日にロンドンで南スーダン代表戦、23日に同じくロンドンでドイツ代表戦が行われることとなった。昨夏のワールドカップでは苦汁を飲むこととなったチームUSAだが、五輪5連覇を狙う7月の本番に向け、既にそうそうたるメンバーの候補から誰が12名に残ることになるのか、注目が集まる。