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8月4日(現地時間3日、日付は以下同)。FIBAランキング2位のアメリカ代表が、UNLV(ネバダ大学ラスベガス校)のメンデンホール・センターでトレーニングキャンプ初日を迎えた。
25日に幕を開ける「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でフィリピンのマニラへ乗り込む同代表は、2014年のスペイン大会以来、2大会ぶりの金メダル獲得を目指して始動。
このチームの指揮官を務めるゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、全員が20代というロスターへこう語りかけていた。
「考え方としては、我々は君たちへこれ以上にない最高の経験をしてもらうために集まった。そのうえで、君たちはこれからもNBAで数年プレーしていく。でもこれ(アメリカ代表としての活動)も経験のうちさ。我々(コーチングスタッフ)は自分たちの持つすべてを注いでいく。そして君たちもベストを尽くしていく。きっと素晴らしい経験になる」
今大会で、アメリカ代表はカーHCの下、アシスタントコーチ(AC)としてマイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC、ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーHC、ゴンザガ大学のマーク・フューHCが入っており、豪華な面々が並ぶ。
そしてロスターにはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)、ミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)、ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)といった各チームの主力選手たちが集まった。
とはいえ、キャンプは初日を終えたばかり。これから始まる(最長で)約1カ月半というアメリカ代表としての活動では、スクリメージ(練習試合)やエキシビジョンゲームをこなし、ワールドカップ本戦へ臨むこととなる。
気になる選手起用法について、カーHCは「最初の1、2週間で掘り下げていく。コーチングスタッフとして、我々は毎日テープを観ていく。そこでいろいろな組み合わせを見て、交代していくパターンを考えていくことになる」と話しており、選手たちの連係や相性などを見て、コーチ陣で話し合いを重ねながら、ローテーションを組んでいくようだ。
まずは8日にラスベガスで開催されるプエルトリコ代表とのエキシビジョンゲームに向けて、チームケミストリーを形成していきたいところだ。