2025.04.16

第7シードを獲得したマジックがプレーオフで王者セルティックスと激突「最高の機会」

マジックのバンケロ(左)とフランツ(右)[写真]=Getty Images
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 NBAは「プレーイン・トーナメント2025」が4月16日(現地時間15日、日付は以下同)にスタート。イースタン・カンファレンス7位のオーランド・マジックが、ホームのキア・センターで8位のアトランタ・ホークス相手に120-95で勝利し、「NBAプレーオフ2025」のイースト第7シードを獲得した。

 試合は第1クォーターに32-17とホークスを圧倒したマジックが、前半残り3分22秒にパオロ・バンケロのショットで22点リード(57-35)をつけるも、そこからホークスが徐々に挽回。

 ゲームハイの28得点を奪ったトレイ・ヤングの活躍もあり、アウェーのホークスは第3クォーター残り3分にキャリス・ルバートのレイアップで3点差まで詰め寄るも、同点に追いつくチャンスでターンオーバーを喫してしまい、6点ビハインドで迎えた最終クォーターでマジックに引き離され、最後は25点差で決着となった。

 マジックではバンケロがフィールドゴール成功率30.8パーセント(4/13)の計17得点、フランツ・ワグナーも同40.0パーセント(6/15)の計13得点に終わるも、バンケロは9リバウンド7アシスト、ワグナーがゲームハイの13リバウンドに3アシスト2スティールで奮戦。

 さらにベンチスタートのコール・アンソニーが4本の長距離砲を沈めてチームトップの26得点に6アシスト、ウェンデル・カーターJr.が19得点7リバウンド2ブロック、アンソニー・ブラックが16得点4リバウンド4アシスト2ブロックでカバー。

 4戦先勝(最長7試合)のシリーズで展開されるプレーオフとは異なり、一発勝負のプレーインを初めて経験したバンケロは「楽しかったし、大一番の試合でユニークなチャレンジになった」と、この試合を振り返った。

 21日にスタートするプレーオフのファーストラウンドで、第7シードのマジックが対戦するのは昨シーズンの王者ボストン・セルティックス。今シーズンもイースト2位の61勝21敗を残す優勝候補の一角ということもあり、ジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)は「リーグでベストなチームと対戦できるのは最高の機会。どこかが倒すまで、彼らは依然として王者なんだ」と話していた。

 2年連続のプレーオフ進出を決めたマジックは、今シーズンのセルティックス戦で2勝1敗と勝ち越しに成功。バンケロはこのシリーズで、デューク大学の先輩でルーキー時代には特に助けられたジェイソン・テイタムと対戦する。

「彼へのリスペクトを示すうえで最高な方法は、自分のベストを尽くすこと。もちろんこのチャレンジを楽しみにしているよ」と語った22歳のフォワードが、王者相手にどんなパフォーマンスを見せるのかも注目だ。

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