2022.06.17

スー・バードが今季限りでの引退を表明…アメリカ代表としてオリンピック5連覇を達成

シアトル・ストームに所属するバードが現役引退を表明した[写真]=Getty Images
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 6月17日(現地時間16日)、WNBAのシアトル・ストームに所属するスー・バードが、自身のSNSで今シーズンを最後に現役を引退することを発表した。

 現在41歳のバードは、175センチ68キロのポイントガード。2002年のWNBAドラフトで全体1位指名を受けてストームに入団すると、2013年と2019年を除く計19シーズンでプレーし、キャリア21年目となる今シーズンも活躍を続けている。

 バードは自身のTwitterで「今年が私の最後のシーズンになることを決めました」と投稿。さらに、自身がバスケットを始めたときと変わらない情熱で、最後となる今シーズンもプレーすることを決意表明した。

東京オリンピックの決勝では日本代表との激闘を演じた[写真]=Getty Images

 輝かしいキャリアを築いてきたバードは、ストームで2004年、2010年、2018年、2020年と計4度のWNBA優勝を果たすと、12回のオールスターにも選出。また、WNBA最多のスターター出場、オールタイムアシストリーダーなど、数々の記録を持つ。

 さらに、バードはアメリカ代表としても長年活躍しており、2004年のアテネオリンピックから、昨年の東京オリンピックまで大会5連覇を達成。5度の金メダル獲得を成し遂げた。

現在40歳のダイアナ・トーラジ(左)とともに、チームUSAを5度の金メダル獲得に導いた[写真]=Getty Images

 今シーズンはここまで10試合にスターターとして出場すると、平均7.8得点6.6アシストを記録。ストームは現在9勝5敗で全体(12チーム中)4位に位置する。

 レギュラーシーズンもそろそろ中盤に差し掛かるが、女子バスケットボール界のレジェンドが最後のシーズンをどのように終えるのか注目が集まる。