2016.10.14

大阪は外国人選手のサポート体制が不可欠、三河は厚い選手層をフル活用できるか

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連敗を喫した大阪エヴェッサ。1戦目はエグゼビア ギブソンが10分足らずのプレータイムでファウルアウト、2戦目はジョシュ ハレルソンがわずか5得点に抑えこまれるなど、苦しい試合展開を強いられた。

 この結果を受けて、他チームも同じような戦略を立ててくることが予想される。その場合の危機管理という意味でも日本人選手のステップアップが不可欠になってくるが、もう1人の外国人である劉瑾の存在も忘れてはならない。ここまでの6戦で計30分弱のプレータイムしか得られていないが、202センチのサイズは魅力的。ディフェンスやリバウンドでハレルソンとギブソンの負担を減らすだけでも、チームとしては相当助かるはずだ。

 シーホース三河としては、帰化選手の存在を大いに活用したいところ。チーム一筋16年目の桜木ジェイアールは今もなおオールラウンダーとしてあらゆる役割をこなし、現在アシストでリーグ4位。変わらずチームの中軸を担う選手である。

 大阪は、能力の高い外国人2人を他の選手がどれだけサポートできるか。三河は、帰化選手枠も含めた厚い選手層を存分に活かすことができるか。

文=吉川哲彦

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