2016.10.14

“因縁のカード”は新潟畠山と三遠鈴木のスピードスター対決で幕開け

 新潟アルビレックスBB三遠ネオフェニックスの間には、他のチームにはないライバル関係がある。さかのぼること16年、日本初のプロバスケットボールチームとして誕生した新潟にとって最初の壁となったのがオーエスジー、現在の三遠だった。JBL日本リーグで2シーズン優勝争いを繰り広げ、スーパーリーグに同時昇格。新潟のbjリーグ転籍で一旦対戦はなくなったが、bjリーグ4シーズン目にオーエスジーが浜松・東三河と名前を変えて参戦。そこから再びしのぎを削ってきた因縁浅からぬ両チームが、Bリーグで同じ中地区に入って引き続き激しく火花を散らす。

 ディフェンスで特に連係不足が見受けられる新潟は、前節は2戦とも力負け。その中で唯一2試合を通じてキレのある動きを見せたのが畠山俊樹だ。スピードを活かしたランニングプレーでチームに数多くのチャンスをもたらした。

 スピードスターといえば、三遠にも鈴木達也がいる。2年連続のbjリーグアシスト王は、三遠に移籍した今季も現在アシスト1位。こちらも、かつてチームの顔だった大口真洋のように、ディフェンスを切り裂くスピードが最大の武器だ。ライバル対決の新たな第一歩は、スピードスターの激突で幕を開ける。

文=吉川哲彦

三遠ネオフェニックスの関連記事

B1の関連記事