2016.11.25

京都ホームの“京滋ダービー”、勢いを加速させるのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 ウィークデーに試合があり、その週末にも連戦が控えていることはどのチームにとってもハードだが、今回の滋賀レイクスターズに限ってはその日程が有利に働く可能性がある。水曜にホームで戦った滋賀、今節はアウェイゲームながら、その会場はハンナリーズアリーナ。チームのオフィスから1時間あれば着く場所であり、次節ホームゲームを開催する彦根市よりも移動は楽だ。

 一方で、京都ハンナリーズは水曜夜に沖縄で試合をし、必然的に移動は翌日になる。ホームで戦えるにも関わらず、試合への準備という点では、アウェイ滋賀の方に分がある。

 前回の“京滋ダービー”は滋賀のホームで行われ、1勝1敗。開幕からの連敗を5で止めるBリーグ初勝利を挙げたこともあって、滋賀としては良いイメージを持っているはずだ。水曜に名古屋ダイヤモンドドルフィンズを撃破し、今季初の連勝を挙げた勢いも期待できる。

 京都も、水曜は得意のディフェンスが機能した見事な勝利。前々節のシーホース三河戦は連敗したが、川嶋勇人マーカス・ダブが実力を出し始めており、チームの状態は上向いていると見ていいだろう。

 どちらの勢いが本物か、“京滋ダービー”から目が離せない。

文=吉川哲彦

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