2016.12.16

滋賀はガードの起用法がポイントに、難敵川崎のオフェンスを止められるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

地区最下位同士の顔合わせとなったアウェイ富山グラウジーズ戦は1勝1敗に終わった滋賀レイクスターズ。初戦は後半だけで51失点、トータル90失点とディフェンスを崩されたが、翌日は66失点に抑えて勝利。3ポイント5本を含む25得点の、狩野祐介の活躍も光った。

気になるのはガードの起用法だ。前々節は並里成をスターターに起用し、並里は2戦とも2ケタ得点をマーク。しかし、前節は小林遥太をスターターに戻した。結果、並里は2戦連続で1ケタ得点に終わり、小林も結局プレータイムは並里より少なかった。今後、得点力を期待して並里をスタートさせる試合もあれば、ディフェンス面を重視して小林や横江豊をスターター起用することもあるだろう。いずれにせよ、試合展開によるガードの使い分けは重要なポイントだ。

川崎ブレイブサンダースは前節も連勝。ただ、リバウンドとアシストは高い数字を残したが、1戦目はターンオーバーが20を超え、2戦目は3ポイントとフリースローの確率が低かった。特に辻直人は最近5試合、2ケタ得点がない。この状況を踏まえ、滋賀が辻への警戒を他に向けるか、あるいは辻を徹底的に抑えにいくか、ディフェンスに注目したい。

文=吉川哲彦

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