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12月16日、日本バスケットボール協会(JBA)においてFIBA(国際バスケットボール連盟)タスクフォース2024によるJBAモニタリングに関する記者会見が行われ、コーチェアマンの川淵三郎氏、同じくインゴ・ヴァイス氏、そしてメンバーの1人、スコット・ダーウィン氏が登壇した。JBAは2014年にFIBAから資格停止の処分が解除されたが、その後も、JBAと日本のバスケットボール界の動向についてチェックを受けている。
席上、ヴァイス氏は「日本のバスケ界はグッドガバナンスのもと、確実な進展が見られる。JBAならびにBリーグが行っていることはFIBAとして満足している」と語った。「具体的にはコーチライセンスの資格保有者がこの3年間で約2万人、審判の資格者が1万人も増えているが、これは加盟している他国の協会でも類を見ない成果だ。他のFIBAのメンバーにも日本を成功例として紹介している」と、JBAが進める改革に一定の評価を与えた。
「日本のバスケ界は順調な形で推移しているが、心配な部分もある」と口にしたのが川淵氏。「今後も日本のバスケットボール界をモニタリングしてもらいたい。2020年までと言わず、日本がワールドカップ開催国の1つになっている2023年までお願いしたい。そして、次の世代に継続できる確固たるものにしなければいけない」と語った。
またヴァイス氏は「彼らには公式に会話をするためにテーブルに戻ってほしい。それができないのであれば、明日と言わず、今日にでも退いてほしい。彼らの主張は我々が見ているものと全く正反対。JBAは発展している。誹謗中傷は止めていただきたい」と語気を強めた。
文=入江美紀雄