2019.01.05

見どころはサイモンとガードナーのマッチアップ、つばぜり合いを制するのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

京都ハンナリーズvs新潟アルビレックスBB(@ハンナリーズアリーナ)
第1戦:1月5日14時5分、第2戦:1月6日14時5分

 前節は連敗を喫し、京都ハンナリーズは4勝6敗と負け越して12月を終えた。“貯金”も「1」まで減り、西地区4位の大阪エヴェッサが2勝差に迫る中、今節は中地区首位の新潟アルビレックスBBと激突する。

 千葉ジェッツと対戦した前節は、1戦目が実に52点差の大敗を喫した。リバウンドを支配された上に3ポイントも3本しか決まらず、クォーターごとの得点は第3クォーターの15点が最高。第7節2戦目の47得点を下回る、今季最少の46得点に終わった。2戦目は第10節以来の出場となったシャキール・モリスの活躍もあり、第4クォーターを迎えた時点で4点リード。しかし、残り1分30秒でのアンスポーツマンライクファウルも響き、普段見せる土壇場での勝負強さが千葉相手には発揮できなかった。

 一方で新潟の前節は、昨季苦手にした富山グラウジーズ戦。1戦目は第2クォーターにディフェンスで主導権を握り、攻めては柏木真介上江田勇樹の計7本の3ポイントが効いて快勝した。点の取り合いとなった2戦目は第3クォーターに抜けだし、最後は7点差まで詰められたものの第4クォーターは一時15点差をつけるなど終始セーフティーリードを維持した。まだ予断を許さない状況とはいえ、地区2位の川崎ブレイブサンダースに再び2勝差をつけた。

 この顔合わせの最大の見どころは、やはりデイヴィッド・サイモンダバンテ・ガードナーのマッチアップだろう。ガードナーが昨季の得点王であることは周知のとおりだが、サイモンも昨季はKBL(韓国)で得点王に輝いたスコアラーであり、現在の得点ランキングでもガードナーが1位、サイモンが4位。1試合平均出場時間もリーグ上位の2人のつばぜり合いは見応え十分だ。

 もう1つ注目したいのは、特別指定選手として京都入団が決まった玉木祥護。195センチで外角もこなせる玉木の存在は、ほぼ7人で回している京都にとっては特に貴重だ。玉木がどの程度出場時間を与えられるかという点は興味深い。

文=吉川哲彦

■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
岡田優介
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴
近忍
玉木祥護

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希
柏木真介
五十嵐圭
鵜澤潤
石井峻平
渡辺竜之佑
森井健太
上江田勇樹
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー

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