2019.01.23

今季3試合目の“神奈川ダービー”。負けられない戦いを乗り越え、横浜ビー・コルセアーズは浮上のきっかけをつかみたい

バスケットボールキング編集部。これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

横浜ビー・コルセアーズvs川崎ブレイブサンダース(@横浜国際プール)
1月23日19時5分

 横浜ビー・コルセアーズ川崎ブレイブサンダースの対戦が横浜のホーム、横浜国際プールで行われる。同じ神奈川県に本拠地を置くチームということで、過去2シーズンも“神奈川ダービー”として取り上げられてきたが、今シーズンは同じ中地区に所属することもあり、さらに神奈川県全体のバスケットボールを盛り上げようと、両クラブが合同で企画を練っている。会場では観戦のお供に欠かせない神奈川県のご当地グルメなどが用意されており、バスケ以外のアトラクションも一層充実されているという。

 中地区で6位に位置する横浜はなかなか浮上のきっかけがつかめない。開幕ロースターだった外国籍選手をすべ入れ替え、昨年の12月26日に6人目のブランドン・コストナーを獲得した。このコストナーは加入後6試合で1試合平均24.7得点の大活躍。前節の三遠ネオフェニックス戦では第4クォーターに16得点をあげるパフォーマンスを見せて、劣勢だった試合を延長戦に持ち込んでいる。残念ながら最終的には敗れはしたが、オフェンスの核ができることで、川村卓也など他のチームメートへの波及効果も期待されるだろう。

 対する川崎は「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」を挟んで秋田ノーザンハピネッツ富山グラウジーズに今年に入り3連勝を果たしている。特に富山は中地区の順位争いにおいて勝敗数で並ぶライバルだった。その試合で川崎はニック・ファジーカスの22得点を筆頭に篠山竜青辻直人バーノン・マクリン長谷川技が2ケタ得点をあげて20点差で完勝した。中地区の首位を行く新潟アルビレックスBBを早くとらえたい川崎にとっても、今回の対戦ではきっちりと勝利をあげ、さらに勢いを増していきたいところだろう。

 12月8、9日に行われた前回の対戦では、川崎は2試合で181得点をあげて横浜に圧倒した形になった。しかし、今回の対戦では横浜にはコストナーがいる。前回の対戦とは全く違う戦いになる可能性も高い。それだけに横浜のコストナー、川崎のファジーカスのエース対決に注目。どちらがチームを勝利に導けるか!? ティップオフは19時5分だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
プリンス・イベ
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー

川崎ブレイブサンダース(ヘッドコーチ:北卓也)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
谷口光貴
長谷川技
ニック・ファジーカス
バンバ・ジュフ
鎌田裕也
バーノン・マクリン
シェーン・エドワーズ

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