
2025.04.01
女子バスケットボール・Wリーグの富士通レッドウェーブが、ホームタウンである川崎市の医療的ケア・重度心身障がい児の放課後等デイサービス『そらとわすくーる』を3月に訪問。オフコートでも継続的に同施設とのつながりを保ち、選手たちも刺激を受けている。
『そらとわすくーる』とは、肢体不自由や医療的ケアのある重症児(重度心身障がい者)が、日々の活動や体験を通して、「できる・わかる」ことを増やし「やりたい!伝えたい!」気持ちを育てる、運動・学習特化型の放課後等デイサービス。富士通は2023年度より同施設の訪問や試合観戦に招待するなどの活動を行い、昨年4月には優勝報告会にそらとわすくーるの家族がサプライズ参加、同年11月にはホームゲームに子どもたちと家族を招待していた。
試合に招待された子どもたちは大いに楽しみ、「次の日の試合も行きたい」と話した[写真]=Fujitsu
優勝報告会でそらとわすくーるのご家族からプレゼントされたお祝いメッセージカードと花束[写真]=Fujitsu
そして、今月は富士通に所属する宮下希保と林真帆が施設を訪問。バスケットボールを通じて子どもたちと触れ合い、宮下は「初めて出会う子どもたちで、最初はどのように接してよいか分からなかったけれど、笑顔が素敵で、自分たちと一緒だと感じました」と笑顔。林は「楽しくてあっという間の時間でした。これから自分も頑張ろうと思いました」と、刺激を受けている様子だった。
選手と子供たちがチームになって、シュート対決などで交流[写真]=Fujitsu
富士通では「誰もが幸せに暮らせる社会づくり」や「子どもたちの成長支援」をテーマに、発達障がい児向けのセンサリールーム観戦、富士通社のLiveTalkというテクノロジーも用いたろう学校観戦招待、ウクライナ避難民の観戦招待なども実施。チームとして「関わる人々の心を揺さぶり、社会にポジティブな変化をもたらしていく。それこそが、バスケットボール選手としての価値を高めることにもつながると考えている」といい、今後も様々な活動を行っていく予定だという。
目線の高さを合わせ、優しくコミュニケーションをとる宮下希保[写真]=Fujitsu
そんな富士通は、現在リーグ2連覇を目指して「京王電鉄 Presents Wリーグプレーオフ 2024-2025」に参戦中。セミファイナルではENEOSサンフラワーズを2連勝で破り、ファイナル進出を果たした。今度はコート上で“心を揺さぶる”プレーを披露できるか。注目の戦いも最終盤を迎えている。
4月5日(土)14時00分~ Wリーグファイナル第1戦
4月6日(日)14時00分~ Wリーグファイナル第2戦
4月12日(土)15時00分~ Wリーグファイナル第3戦
4月13日(日)12時00分~ Wリーグファイナル第4戦
4月14日(月)19時00分~ Wリーグファイナル第5戦
※ファイナルは3戦先勝方式
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