2025.03.10

10年のブランク経てWリーグ参戦…桂葵がSNSでルーキーイヤーを総括「すんごい幸せな時間でした」

トヨタ自動車でルーキーイヤーを過ごした桂葵(左) [写真]=Wリーグ
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 3月9日、「大樹生命 Wリーグ 2024-25シーズン Wプレミア」が終了。トヨタ自動車アンテロープスは5位でレギュラーシーズンを終え、「京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ 2024-25」進出を逃した。

 学生時代を桜花学園高校、早稲田大学で過ごし、会社員や3人制でのプレーを経て、32歳でWリーグに初挑戦したトヨタ自動車の桂葵が自身のInstagramを更新。「Wリーグ1年目、レギュラーシーズン5位で今日シーズンを終えました。自分がどんな気持ちだったかってあんまり話せなかったから、まずそれだけ冷めないうちにここに置いていきます_φ(・_・」と切り出し、ルーキーイヤーの感想をつづった。

「10年のブランクを経て、32歳でこのトップリーグの舞台にルーキーとして立っていた奇跡はまじで奇跡で、こんな私でも毎日勇気が必要だったし、チームの中では特になるべく平気な顔しながらギリギリ勇気を搾り出しながら生き抜いた半年弱でした。やっぱり苦しいは苦しかった。けど、みんなバスケ上手くて、一生懸命で、毎日当たり前のようにそこにある日々の練習がめちゃくちゃ楽しかった。上手くいかない日はもちろん全然楽しくないけど、でもそれすらも俯瞰で見ればめちゃくちゃたのしくてありがたかった。このカテゴリーでは当たり前のことかもしれないけど、でもたぶん当たり前じゃないから。シーズン途中でローテーション外れたときにはめっちゃ悔しくって、こんな7年間トレーニングもせずサラリーマンやってたひとが悔しいなんて烏滸がましいだろって自分でつっこみつつでもやっぱりちゃんと悔しくって、そんな気持ちになるなんて想像してなかったから驚いて、少し嬉しかった。悔しさがあるならまだやれるな?だから、もしかしたら全然叶わないかもしれないし見るひとによってはそんな価値ないって思う人もいるかもしれないけど、今は、ここでやってやりたいってそんな気持ちです。人生って分からないし分からないけど。つまり全部ひっくるめてすんごい幸せな時間でした。まじでチャレンジしてみてよかった。みんなのおかげです。ありがとう」

 トヨタ自動車は桂をはじめ、古木梨子、小野寺佑奈、岡本美優、三浦舞華、田中平和の計6人が新人。開幕8連敗と大きく出遅れ、ケガ人を抱えながらも13勝15敗と立て直した。

 チームキャプテンの山本麻衣はトヨタイムズスポーツ公式HPに投稿された動画を通じて、ファンに感謝の言葉を述べつつ「結果としては、自分たちが目指していた場所ではないんですけど、『今シーズンのこの経験が絶対に必要だった』とポジティブに捉えて。来シーズンはゼロからでなく、ここからどんどん積み上げていけるようにまたみんなで頑張ります」と振り返った。

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