2024.02.23

篠山竜青が夢を持つ大切さ語る「パーソナリティを諦める理由にしてほしくない」…川崎市の中学生と交流

DREAM HOOP PROJECTの一環として中学校を訪問した川崎ブレイブサンダースの篠山竜青 [写真]=金田慎平
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 2月22日、川崎市立日吉中学校で日本生命保険相互会社主催の『ALL BASKETBALL ACTION DREAM HOOP PROJECT』が開催された。DREAM HOOP PROJECTではトップアスリートがバスケットボール体験会と特別授業を実施。夢を持つことの大切さや仲間との支え合いなどをテーマに、子どもたちが将来を考えるきっかけを提供した。

 プロジェクトには川崎を拠点に活動する川崎ブレイブサンダースから篠山竜青、3人制で活躍する桂葵(Düsseldorf ZOOS)、車いすバスケットボール選手の古澤拓也丸山弘毅(ともに神奈川VANGUARDS)と、各バスケットボール界を代表する選手が参加。3年生がトップアスリートと貴重な時間をともにした。

 関谷悠介コーチ(川崎ブレイブサンダースプレーヤーディベロップメントコーチ/株式会社エルトラック)の進行で行われた体験会はクラスごとに分かれ、選手とともにバスケットボールを楽しんだ。体験会の最後はクラス対抗のシュート対決。クラスメートが一致団結し、卒業を控えた彼らは思い出のひと時を過ごした。

[写真]=金田慎平

 体験会後は教室に戻り、『10年後のあなたの夢』をテーマにした授業。篠山は3年1組を担当した。冒頭に「何かちょっとでもヒントを与えられれば」と切り出し、まずはMCとともにトークを展開した。部活動にエネルギーを注いでいたという中学時代を振り返り、「(当時は)モテたかった、本気で。いろいろな人に振り向いてほしかった」と回顧。“人と違うことをしたい”という思いを抱き、高校は地元の神奈川県から福井県の北陸学校に進学した。

 中学時代は「将来は漠然とバスケットボール選手になりたいと思っていた」というが、逆算して一歩一歩夢へと近づいていった。自身のターニングポイントとなったのは「高校生活」。親元を離れたことで「覚悟が決まった」といい、「試合に出ないといけない。活躍しないといけない」という危機感から、高いモチベーションを保っていたようだ。

 目標設定には「自分を知ること」が大事だと話し、「目標に対して、鈍感にならないでほしい。いろいろなところにヒントがある」と説明。10年後を想像するのは容易なことではないが、篠山は「根拠がなくてもいいし、(夢に向かって)寄せていくのはいくらでもいい。パーソナリティを諦める理由にしてほしくない」と語った。

 篠山自身は10年後に45歳。夢について問われると、模索している段階だとしつつ、「アンテナを張り、先輩や知人を通じて情報を収集して、ヒントを得ています。クラブ(川崎)のために働けるようなビジョン(も描いています)」と明かした。

 イベント後、4人がメディアの取材に応じ、DREAM HOOP PROJECT参加の感想を口にした。

[写真]=金田慎平

中学生と向き合って将来のことを一緒に考えるのは、なかなかなかったことです。改めて、自分も現在地から10年後を考えるきっかけになりました。ただ中学生に何かを与えたというより、自分もいろいろなものをもらって帰れると思っています。刺激し合えて、支い合いの始まりになるいい機会になったと思います」(篠山

「出会った子どもたちは、すごく純粋に今回のコミュニケーション、(言葉の)キャッチボールを楽しんでくれたような気がします。私も話していてすごく楽しかったです。彼らの未来にワクワクしました。夢を共有したことで、これからは彼らに見られるんだなという気持ちです。私も夢に向かって頑張っていきたいです」(桂)

[写真]=金田慎平

「今回は中学生でしたが、このプロジェクトはどの年代でも同じように、夢や目標を考えることで次に踏み出しやすくなると思っています。そのきっかけに関わることができたのはうれしいです」(古澤)

[写真]=金田慎平

「自分のターニングポイントや努力してきたことをお話しさせていただいて、自分への言い聞かせにもなりました。自分はロス(2028年ロサンゼルスパラリンピック)に向けて頑張るという夢を発表しました。それを見てくれていると思うと、自分の刺激になります」(丸山)

[写真]=金田慎平

 DREAM HOOP PROJECTに参加した3年生たちはトップアスリートから刺激を受け、次のステージ、そして夢に向かって羽ばたいていく。

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