1時間前

「笑顔でやれ」亡き恩師の言葉を守りウインターカップ8強…接戦でも笑顔で桜花学園を導いた竹内みや

2年生で桜花学園の司令塔を務める竹内みや[写真]=SoftBank ウインターカップ2025
バスケ情報専門サイト

 12月25日、東京体育館にて「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子3回戦が行われ、桜花学園高校(愛知県)と福井工業大学附属福井高校(福井県)が対戦。終盤まで勝負の行方のわからない大接戦の中でも桜花学園の司令塔・竹内みやは笑顔を絶やさずに戦い続け、最後には勝利を手にした。

 最終クォーター、1点リードで残り時間1分を切った場面でも落ち着いてボールを保持し、チームをコントロールした名門校の司令塔。内心焦りはあったか問われると「ちょっと焦ってました。けど、シーソーゲームは本当に色々たくさんやってきてるので、そこまで心配することなく、絶対これ勝てるなという風に思いながらやってました」と、豊富な経験を自信としている様子。

「ガードである自分が笑顔でいれば、チームも明るくなるし、チームも落ち着くと思うので、チームのためにも、そして自分が焦らないっていう風に、自分を落ち着かせるためにも笑顔でいました」。そう語る竹内は、コートの上でも常に笑顔でいることが印象的だ。それを意識し始めたのは「小学4年生の頃」と明かす。

2024年のインターハイで指揮を執っていた井上眞一氏 [写真]=佐々木啓次

 小学生の頃は監督に言われ、意味を理解しないまでも意識的に行っていたものが「ガードが笑顔でいることで、みんなにも安心感をあげることはできるから笑顔でいることは大切だよっていう風に、桜花学園に来てから習った」と、桜花学園入学後から明確な目的意識を持って取り組むようになったという。「井上(眞一)先生にも、竹内は笑顔でやれっていう風に言われてました」と、亡き恩師とのエピソードも打ち明けた。

「この接戦勝ち切れたのは明日の試合にも繋がると思うので、この勢いのまま明日も勝ちたいと思います」。そう語る司令塔の笑顔が明日の準々決勝でも見れることを期待したい。

国内の関連記事

BASKETBALLKING VIDEO