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「衝撃的」ウインターカップ準々決勝進出…死闘をくぐり抜けてきた一関学院・伊藤伶奈

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 12月25日、「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子3回戦が行われ、一関学院高校(岩手)が札幌山の手高校(北海道)を64-61で下した。

 これまで一関学院は1回戦では三田松聖高校(兵庫県)と4点差、続く2回戦ではオーバータイムにもつれながら奈良文化高校(奈良県)に3点差と、接戦をものにしてきた。一方の札幌山の手も、1回戦目を土壇場の逆転打で辛勝し、2回戦ではシード校の岐阜女子高校(岐阜県)を破りと、互いに死闘をくぐり抜けてきたチーム同士の対決。

 試合は一関学院のキャプテンを務める伊藤伶奈の3ポイントで幕を開け、「一番最初の入りで自分のスリーから始まって、自分としてもほっとした」と語るように、その後も要所で長距離砲を沈め13得点を挙げた。「自分だけでなく周りが、3ポイントとかセンターのシュートとか、そういうところで決め切ることができたので勝利に繋がった」と話し、チームで勝利を手にしたと振り返っている。

 そんな頼れるチームメートの中でも「最後のところでマリアンが決め切ってくれた」と評価したオモカロマリアンアブドゥルカリームが22得点16リバウンド3ブロックとインサイドを支配し、一関学院の勝利に大きく貢献。

13得点を挙げた高橋[写真]=SoftBank ウインターカップ2025

「チームとしても信頼が高くて。3ポイントのアベレージが高くて、そこからチームも流れ持ってったりとか、そこで周りが乗っかってくれるっていう部分もあって、やっぱり(高橋)志奈がいないと流れがこう上手く持っていけないっていうか、志奈の存在はとても大切」と、キャプテンが太鼓判を押す1年生エースの高橋も13得点9リバウンド2アシスト3スティールの活躍を見せた。

 ベスト8進出に「衝撃的で、でも本当に嬉しくて、もうここまで来たらメインコートでプレーしようっていう気持ち」と驚きと感慨をにじませながらも、「自分たちはこの1年間、練習試合でも負けないゲームっていうのを意識してて。昨日も延長まで行って、今日もこういう競ったゲームで、今まで負けないゲームを練習試合でも重ねてきたんで、こうこういうところで勝ち切ることができたのかなと思ってます」と、1年間の集大成の大会でこれまでの成果を発揮できている充実感をのぞかせた。

 「ボックスアウトとか細かいところを徹底してやっていきたい」と見据える次戦では、八雲学園高校(東京都)と対戦する。

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