2020.11.10

日本人エースが調子を落としているシーホース三河、いかにシュートシーンを作れるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河 vs 島根スサノオマジック(@ウィングアリーナ刈谷)
11月11日 19時5分

 西地区2位につけていたシーホース三河は前節、昇格組の信州ブレイブウォリアーズと初対戦。1戦目は3ポイント成功率が6割を超えるなど、オフェンスがかみ合って勝利。シェーファーアヴィ幸樹は15得点を挙げただけでなく、6試合連続の3ポイント成功と成長の跡を示してみせた。しかし、2戦目は6点ビハインドで折り返すと、第3クォーターにリズムをつかんだ信州を止められず、一時は26点差をつけられる完敗。カイル・コリンズワースが欠場し、シェーファーは2得点止まり。そして、金丸晃輔が2戦計6得点に抑えこまれたことが何より誤算だった。

 島根スサノオマジックも、西地区最下位だった三遠ネオフェニックスと1勝1敗。1戦目は大熱戦の末にわずか1点差で落とす結果となったが、2戦目は追い上げを振りきって白星。今季ホーム初勝利を挙げると同時に、河合竜児ヘッドコーチ代行の新体制としても初勝利となった。ウィリアムスニカと外国籍選手2人を同時起用するラインアップも十分に機能し、ここから白星を先行させる感触も得られたに違いない。

 勝率で並んだ名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの直接対決の得失点差で劣り、入れ替わって地区3位に順位を下げた三河は、大阪エヴェッサに敗れた前々節も2得点だった金丸がやはり気がかりだ。島根に足をすくわれないためには、チームにとっても生命線であるそのシュート力が不可欠。金丸のシュートシーンをいかに作れるかが三河の最優先課題となる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

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