2023.04.06

【秋田vsA東京】CS進出決定がかかるA東京に対し、秋田はオフェンス改善で抵抗を図る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvsアルバルク東京(@ナイスアリーナ)
GAME1:4月8日14時5分、GAME2:4月9日14時5分

 3連敗で“借金”「1」を抱えた秋田ノーザンハピネッツは、前節も同じ東地区で7位の茨城ロボッツに苦戦を強いられたが、第4クォーターに保岡龍斗の連続得点などで食い下がり、ディフェンスでも奮起。1点ビハインドで迎えた残り25秒にスタントン・キッドの3ポイントシュートで勝ち越し、ファウルゲームのフリースローも落とすことなく、6点差で制した。勝率を5割に戻し、いずれも前節敗れた宇都宮ブレックス群馬クレインサンダーズと横一線。直接対決の成績により、地区4位となっている。

 アルバルク東京は第3クォーターに10失点とディフェンス力を発揮して宇都宮に勝利。27得点15リバウンドのセバスチャン・サイズに加え、ザック・バランスキーも10得点10リバウンドの“ダブルダブル”を達成した。ライアン・ロシターの欠場は5試合連続となり、前々節に負傷した安藤周人も欠場したが、その穴を感じさせない戦いぶり。「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出マジックは「1」まで減り、今節すんなりと決めたいところだ。

 逆に秋田は今節、1つでも敗れればCS進出の可能性が消えるが、宇都宮や群馬との地区3位争いを考えると、今後に向けて一定の成果を得ておきたい。このカードは第8節に秋田が田口成浩古川孝敏の活躍により14点差で勝っているが、第24節はA東京が31点差の大勝。52得点しか取れなかった秋田はオフェンスを改善し、CS進出のかかるA東京に少しでも抵抗したい。前節2ケタ得点の保岡と大浦颯太がキーマンだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
小栗瑛哉※特別指定
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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