2023.05.20
4月5日、各地でB1リーグ第29節が開催され、アルバルク東京がホームのアリーナ立川立飛で宇都宮ブレックスとホームで対戦。試合後にセバスチャン・サイズがインタビューに応じた。
A東京は、40-38と2点リードで前半を折り返すと、第3クォーターではサイズが2度の“バスケットカウント”に成功。アレックス・カークのダンクシュートも飛び出し、61-48と宇都宮を突き放した。第4クォーター中盤には今シーズン初スタメンの平岩玄が“3点プレー”を沈めるなど、試合終了まで勢いを保ち、81-67で快勝した。
ケガ人が続出し、8人という少人数での戦いとなったA東京。サイズにとってもこの人数で戦うのはキャリア初の出来事なようで、「ベンチをよく見たら、ケガ人のほうが多く見えるという(笑)。ただ、今日プレーした8人は本当に誇りを持ってやっていましたね。恐れず、自分たちのプレーをするという気持ちが1つになった試合だったと思います」と振り返った。
個人としては27得点15リバウンド2アシストでチームをけん引。ゲームプランについて試合前にデイニアス・アドマイティスヘッドコーチから「極力ミスをせず堅実に、しっかりと自分たちのバスケットをやりきる」という話があったと明かした。「宇都宮はトランジションが速いチームですし、4名のビッグマンが9本から10本のオフェンスリバウンドを取るので、我々ビッグマンが体を張ってリバウンドを取らせないことはもちろん、ガード陣を含めた全員でのリバウンドが必要でした」とインサイドの対策について語った。
宇都宮のアウトサイドについては「3ポイントシュートを躊躇せずどんどん打ってきます。確率も非常に高いので絶対に撃たせないよう、しっかりとチェックをして消そうという話をしました」と述べた。
また、スタートとしてはこの日初めてともにコートに立った平岩について「常日頃ハードワークしていて、練習でも練習外でもウーヴィス・ヘルマニスアシスタントコーチとマンツーマンで個人的なスキルワークアウトもしています。チャンスがあればしっかりと期待に応えてくれる選手です」と評価。「左で“バスケットカウント”を決め、フリースローも沈めた。これは彼にとってもチームにとってもいいことですし、自分もうれしく思いました」と活躍ぶりを絶賛した。
「シーズン終盤に近づけば近づくほど厳しい戦いになっています」と語ったサイズ。ケガ人が多いなか、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」出場を目指し緊迫した試合が続いているが「チーム全員がそろっていないなかで、今日のようなゲームをすることはチームにとってプラスの影響を与えます」と8人での勝利に手応えを見せた。「また全員が戻ってきた時、1つになって、ピークのパフォーマンスを出せるようにするためにも、この終盤戦は大事になってくると思います」と、あくまでも一番の望みは『全員』で戦うことだと話した。
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