2023.04.04

【A東京vs宇都宮】今シーズンはA東京が3戦3勝…宇都宮は昨季王者の意地を見せたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

アルバルク東京vs宇都宮ブレックス(@アリーナ立川立飛)
4月5日19時5分

 アルバルク東京は第22節以来、今シーズン2度目となる同一カード連敗を喫した。シーホース三河と対峙した前節、GAME1は終盤まで激しく競り合ったが、残り28秒に勝ち越しを許し、2点差の惜敗。GAME2も第3クォーターまでは接戦となったなか、第4クォーターにわずか8得点と失速してしまった。GAME2に関しては、安藤周人が負傷して6分10秒しか出場できなかったのも敗因の一つ。故障者が多発している状況下、コートに立てる選手の負担も増し、その影響が出始めているのは気がかりだ。

 一方、宇都宮ブレックスは前節、サンロッカーズ渋谷を相手に1勝1敗だった。ジョシュ・スコットを欠く難しい状況ながら、GAME1は終始ディフェンスが効き、後半に主導権を握って勝利。グラント・ジェレットが今シーズン2番目に多い22得点で貢献した。GAME2は接戦を落としてしまったが、群馬クレインサンダーズが連敗したことで東地区3位に順位を上げた。同2位のA東京とは11ゲーム差がついており、ワイルドカードの順位でも10ゲーム差と逆転は極めて難しいが、残る13試合は昨シーズン王者の意地を見せたい。

 B1で2度優勝したチーム同士という唯一のカードも、今シーズンはA東京が3戦3勝。宇都宮にとって、今節はそのプライドを特に示したい機会となる。カギになるのはやはり、A東京のディフェンスをいかに突破するか。比江島慎はもちろんのこと、在籍歴の長い遠藤祐亮鵤誠司も積極的に得点を狙うべきだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・宇都宮(HC:佐々宜央)
田臥勇太
笠井康平
ヤンジェミン
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
高島紳司 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
喜多川修平
グラント・ジェレット
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

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