【横浜BCvsSR渋谷】次節に天王山が待ち受ける横浜BC、攻守両面でプレーの強度を保ちたい

吉川哲彦

横浜ビー・コルセアーズ

2023.04.05 19:05 T.O.
試合終了
トッケイセキュリティ平塚総合体育館

サンロッカーズ渋谷

■横浜ビー・コルセアーズvsサンロッカーズ渋谷（＠トッケイセキュリティ平塚総合体育館）
4月5日19時5分

　3月は5勝2敗で乗りきった横浜ビー・コルセアーズにも、やや疲れが見え始めている。前節はB1残留争いの最中にある滋賀レイクスとの対戦だったが、GAME1は3連勝中の相手の勢いに飲まれたところがあり、ハイスコアゲームの末に102失点を喫して敗れた。95得点とオフェンスは良かっただけに、パスを分断できず27アシストを許したのが痛かった。GAME2は河村勇輝の26得点やチャールズ・ジャクソンの23得点などで事なきを得たが、第4クォーターの30失点は反省材料だ。

　浜中謙ヘッドコーチが急遽欠場したサンロッカーズ渋谷も、宇都宮ブレックスとのGAME1に敗れ、GAME2を取り返して1勝1敗という結果だった。初戦はライアン・ケリーの欠場が響き、64得点止まりとオフェンスが今一つ。GAME2も第3クォーターにジェームズ・マイケル・マカドゥがディスクォリファイイングファウルで退場して暗雲が立ち込めたが、代わって入った西野曜が連続バスケットカウントなどでチームを鼓舞し、ケビン・ジョーンズや関野剛平も奮起して白星を手にした。

　横浜BCは川崎ブレイブサンダースとの天王山を次節に控える。今節の結果次第でチームの士気も変わるため、このSR渋谷戦は是が非でも落とせない。第14節の対戦では前半に60得点で圧倒したが、後半は35得点止まり。攻守ともに波が起きないよう、タイムシェアでプレーの強度を維持しなければならない。また、出場停止が見込まれるマカドゥの穴を的確に突くことも必要だ。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・横浜BC（HC：青木勇人）
パトリック・アウダ
 河村勇輝
 赤穂雷太
 森川正明
 チャールズ・ジャクソン
 大庭岳輝
 デビン・オリバー
 森井健太
 キング開
 松崎裕樹
 須藤昂矢
 平岡勇人 ※ユース育成特別枠
エドワード・モリス