2024.06.06
3月28日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』に大阪エヴェッサのアイラ・ブラウンがゲスト出演した。2016年には日本国籍を取得し、日本でのプレーは12シーズン目となるブラウンが、日本と日本のファンへの愛についてたっぷりと語った。
来日した当初についてブラウンは、「すぐに日本の文化に恋してしまいました。当時のチームメートの高野慶治選手、堀川竜一選手がよく夜ご飯に連れて行ってくれて、そこで日本語も学び始めました。最初は白いお米が食べられなくて、牛乳と砂糖をかけて食べていたんですけど、アメリカから来た外国人選手が同じことをしていると、本当に変なことしているなと今では思います」と振り返り、今ではすっかり日本に染まった様子。
初めての日本での所属先であり、3シーズンを過ごした思い出の地富山については「富山で深く文化を経験し、試合にも出場し始めた時に、富山って本当に暖かい街だなと感じました。日本のファンは世界で1番だと思います。すごく暖かく選手の面倒を見てくれているような、自分がいつもホームにいるような感覚にさせてくださいますし、お菓子やりんごも送ってくださったので、こんな場所があるんだなと驚きました」と語ったブラウン。「今でも富山のファンの方が、お米やりんごを大阪のマンションに送ってくれます」と明かすと、MC陣も変わらぬ富山とブラウンの絆の深さに驚きを見せた。
日本に来た当初は、これほど長くプレーするとは思っていなかったというブラウン。「富山からもう1年やらないかという話をいただいて、そこで初めて日本でのプレーを続けることについて考えました。また、同じように海外でプレーをしている友人に『もし海外でプレーをしている中で、自分が愛されている感覚になるような国を見つけたとしたら、できる限りそこで長くプレーをしなさい』というアドバイスをもらい、その言葉がずっと心に残っています。南アフリカの国やフィリピンなどでプレーしたこともありますが、日本が特別で、日本が1番だという感情が常にあるので、ここまで長くプレーしてこられたと思っています」と日本への愛を語った。
「日本代表の方から声がかかった時、日本の文化が大好きだし、日本の国籍を取得して日本人になれたら良いなと思い取得しました」と日本国籍を取得した当時を語るブラウンは、日本代表として2016年のFIBAアジアチャレンジ、2017年の東アジア選手権に出場。3人制日本代表にも選出され、東京オリンピックを経験した。
「日本代表のウェアを着たら胸の上に“JAPAN”と書いてあって。そこに対するプライドはものすごくありましたし、自分のことを誇りに思いました。血も汗も涙もすべて自分のできる事を尽くして、犠牲にして、国を代表したいと思いました」と当時の並々ならぬ覚悟を振り返った。
最後に愛する日本のファンに向けてメッセージを求められたブラウンは、以下のように熱い言葉で感謝と愛を伝えた。
「大阪エヴェッサ、富山グラウジーズ、サンロッカーズ渋谷、琉球ゴールデンキングスのファンの皆さん、Bリーグのすべてのファンの皆さん。皆さんにお伝えしたい事は、皆さんは世界中で1番、ベストなファンだということです。選手がハードワークを続けられて、努力を続けられる。その理由は皆さんです。感謝してもしきれないと伝えたいです。これからもBリーグのコミュニティーを素晴らしいものにしていってください。もし、自分のサインや笑顔、ハグが助けになるのであれば、どんな形でも日頃もらっている応援に応えたいと思っています。どの選手もそう思っていると思います。これからもよろしくお願いします。皆さんほんとに大好きです」
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