2023.03.22

2月ベストタフショットはSR渋谷・ベンドラメ礼生「ペイントエリアの中心に移動したことが大きな要因」/B MY HERO!

2月12日の信州戦で空中シュートの決めたベンドラメ[写真]=B.LEAGUE
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 3月21日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』が2022-23シーズンの第24回配信を迎えた。番組では企画「選手自ら解説!B MY HERO!的 MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」を実施した。

 同企画は、毎節Bリーグ公式で発表される『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』に選ばれたプレーの中から、毎月1度“B MY HERO 的 BEST of TOUGH SHOT”を1つ選出して表彰。さらに、受賞した選手本人に当該プレーについて解説してもらうというもの。

 2月の「MONTHLY BEST of TOUGH SHOT」に選ばれたのは、サンロッカーズ渋谷ベンドラメ礼生が2月12日の信州ブレイブウォリアーズ戦で決めたショット。試合時間残り約30秒、64-63と1点リードのSR渋谷は関野剛平が3ポイントシュートを放ったところですかさずベンドラメがゴール下に飛び込むと、リバウンドの体制そのままに空中でシュート。これが決まって点差は3点となり、結果として勝利を手繰り寄せるビッグプレーとなった。

 番組にVTR出演したベンドラメは選ばれたショットについて、「この試合すごく良くシュートが当たっていた関野に残り時間が少ない中でボールが回った時点で、リバウンドの意識をしていた」と解説。

 関野のシュート前に、ゴール下から上がってきたベンドラメはその意図を「ゴール下でボールに対して垂直な状態よりも、角度がついていた方がリバウンドに行きやすいから」と明かし、続けて「ボールがリングに当たった時点でどこかに大きく跳ねると思い、左右どちらにも対応しやすいペイントエリアの中心に移動したことが飛び込みにつながった要因」と話した。

 また、「他の選手がボールに気を取られ、ボックスアウトが徹底できていなかったところで、自分は予測をし、飛び込めたことも大きかった」と話すベンドラメ。空中でそのままシュートを放った理由については「みんながボールに集まってきているなかで、着地してシュートを撃つ余裕はないと思った」と計算され尽くしたシュートであったことを述べた。

 番組では東海大学時代の思い出についても尋ねられたベンドラメ。いちばんの思い出は「登下校。田舎で距離が遠かったので、1年生の頃は小島元基と毎日一緒に帰っていました」と現在もチームメートとしてプレーする小島とのエピソードを披露。

 また、東海大学の陸川章ヘッドコーチについては「チームのケミストリーを大事にする監督」と語ったうえで「誰かのせいにしたり、言い訳をしないっていうことを教えられてきました。試合に勝っても負けてもその日が終わるまでは喜びや悲しみに浸り、日を跨いだら次に切り替えるという“東海の24時間ルール”はみんな染み付いていると思います」と東海大の世代を超えた絆と大学での学びを回顧した。番組のアーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。

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