2024.03.27

B2奈良が“降格ピンチ”も赤字解消に目処…クラファン目標達成「大きな原動力に」

現在B2西地区7位のバンビシャス奈良[写真]=B.LEAGUE
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 3月27日、B2クラブライセンス維持のために支援を呼びかけていたバンビシャス奈良が、今期収支の黒字化に目途が立ったと発表。クラブ公式サイトを通じて、支援者への謝辞を述べた。

 現在B2リーグに所属する奈良は、過去2期連続で赤字が続いており、今期も赤字を解消できなかった場合、チームの競技成績を問わずB3リーグに降格する窮地に追い込まれている。B2クラブライセンスを維持するためには今期収支の黒字化が必要だったが、2月27日に「4000万円近くの赤字」となる見通しであることを明かし、さらなるパートナー企業の模索や、クラウドファンディングを実施することを発表していた。

 3月26日まで「READY FOR」で実施されていたクラウドファンディングには、610人の支援者が集い、その金額は目標としていた500万円を大幅に超える877万5000円にまで到達。

 クラウドファンディングの締め切りから一夜明けたこの日、奈良は「パートナー企業の皆さまの追加のご協賛とクラウドファンディングのご支援、さらにご寄附などを合わせまして、弊社が黒字化に必要と見込んでおりました4000万円の売上の目途が立ちました。ご支援、応援をいただきました多くの皆さまに、心より感謝申し上げます」と、クラブ公式サイトで報告した。

 ライセンスの交付は、4月下旬に出されるライセンス判定をもって正式決定する見込みで、奈良は「6月末の決算時においても実際に黒字であるために、4月以降もより一層の経営努力を行ってまいります」としている。

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