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12月24日、武蔵野の森総合スポーツプラザにて「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。女子2回戦では、夏の東海インターハイでベスト8に進出した津幡高校(石川県)と、今大会注目の選手の1人、野口さくら擁する安城学園高校(愛知県)が対戦した。
試合は序盤から津幡の仲谷礼菜、小山里華のシュートがゴールを射抜き、リードを奪う展開に。追い込まれた安城学園は第4クォーター、ゾーンプレスで津幡のボール運びにプレッシャーをかけてボールを奪い取り、攻めては野口にボールを託して1対1を仕掛けて猛追した。それが奏功し、残り2分には2点差まで詰め寄るものの、津幡は逆転と許さない。同点、逆転を狙った安城学園の攻撃に対して、体を張ったディフェンスでしのいだ津幡が67-65で安城学園に勝利。3回戦進出を決めた。
試合後、涙をこらえながらメディア対応した野口は、「(津幡対策の)スカウティングはしてきたのですが、相手の方がシュートを決めて、自分たちは決めきれないという展開でした」と試合を振り返った。さらに「決めきれなかった時にリバウンドに行ってなかったから、こういう試合展開になった原因かなと思います」と、リードを許す展開になったことを悔やんだ。
当然のことながら、野口に対するマークは厳しいものだったが、「それは想定して練習してきたつもりだったのですが、リングに向かって攻めなければいけないという気持ちが欠けてしまって。それに周りが見えなくなったことがいっぱいあり、得点できなくなってしまって自分のところからチームが崩れてしまったのかなと思います。最後の場面でも『自分がやるしかない』という気持ちはあったのですが、やっぱりどこかで他の人に頼ってしまう部分があって。自分が攻めきれなかったので、この結果につながったのかなと思います」と振り返った。