2019.03.18

【卒業特集】坂本雅(桜花学園)の高校3年間「井上先生のおかげで、バスケに対する理解が深まった」

名門・桜花学園のキャプテンとしてチームを引っ張った坂本[写真]=新井賢一
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昨夏開催された「平成30年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」では、地元開催で優勝を達成した桜花学園高校(愛知県)。そのチームをキャプテンとして1年間引っ張ってきた坂本雅に3年間を振り返ってもらうとともに、今後に向けての抱負を聞いた。

インタビュー=田島早苗

■坂本雅(桜花学園高校/愛知県)

――今振り返ってみて、どんな高校3年間でしたか?
坂本 すごく濃い3年間でした。最初はバスケット用語とか攻め方とかも全然分からなかったのですが、井上眞一先生が細かく教えてくれて。バスケットの面ですごく理解が深まったと思うし、理解できているからこそ、(後輩たちの)試合を見ても、どこが悪かったというのも分かってアドバイスができると思うので、すごいいい経験になりました。

――全国では優勝も負けも経験した3年間でした。
坂本 1年生の時は3冠を獲得したけれど、その時は、私自身はまだチームに慣れることや自分のプレーで精一杯の状態でした。試合にもそんなに出ていたわけでもなかったし。でも、2年生になってスタートで出させてもらうようになってからは、少しでも自分のできることをやろうと思っていました。ただ、なかなか思ったようにできず、チームの力にもなれなかったので、3年生では、まずはキャプテンとして自分がしっかりしてみんなに付いてきてもらうこと。そして2年生の時にできなかった岐阜女子高校(岐阜県)を倒して3冠を取るということを意識していました。

――3年生では愛知県開催のインターハイで優勝しました。
坂本 インターハイは決してチームの状況がいいわけではなかったけれど、試合をしていくにつれて、どんどんと良くなって勝つことができたと思います。地元のインターハイということで、決勝も応援に来てくれた人と1つになって勝ったような気がしました。後から決勝の映像を見ると、自分たちが掛け声をしている時に応援の方たちも一緒に拳を上げてくれたり、自分たちがいいプレーをする度に会場の人たちが声援を送ってくれたりと、試合中にも感じてはいましたが、大会が終わってから特にいろんな人に応援されていたんだなと感じましたね。

――高校卒業後は愛知学泉大学に進みますが、選んだ理由は?
坂本 (監督の)木村功先生のバスケットは細かいところまで指導されているんですけど、バスケットとして型にはまっていない。チームとしての決まりはある中でも、自分たちの考えを大切にしてバスケットをしていると感じたので、そういう場所でバスケットをしてみたいと思い進学を決めました。

――最後に大学での抱負をお願いします。
坂本 自分の足りていないところをしっかり伸ばして、できれば1年生からチームの力になって活躍すること。勝ちに貢献できる選手になりたいと思っています。

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