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2022年度の「ミズノ スポーツメントール賞」が発表され、桜花学園高校(愛知県)の井上眞一コーチが受賞した。
ミズノスポーツ振興財団と日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会の共催で、1990年度から行われ、今年度で33回目となった同賞は、競技スポーツおよび地域スポーツにおいて選手の強化・育成ならびに地域スポーツの普及・振興に貢献した指導者を顕彰するとともに、優秀な指導者の育成を目的に制定されている。
2022年度では「スポーツメントール賞 ゴールド」に前スピードスケートナショナルチームのヘッドコーチを務めたヨハン・デヴィット氏が輝くと、「スポーツメントール賞 シルバー」には3名の受賞者が選出され、「スポーツメントール賞」には井上コーチを含む9名が選ばれた。
現在76歳の井上コーチは、1980年より全国中学校大会にて守山中学校の女子バスケットボール部を6連覇に導くと、1986年に名古屋短期大学付属高校(現・桜花学園)のコーチに就任し、1年目からインターハイを制覇。その後、インターハイで25回、ウインターカップで24回、国民体育大会で21回と計70回もの全国優勝を成し遂げた。
また、Wリーグにおいて全登録選手の182名中26名(14.3パーセント/2021-2022シーズン)の桜花学園出身選手を指導しており、女子アンダーカテゴリーの日本代表コーチも歴任した。そのほかにも、2004年のアテネオリンピックに出場した大神雄子氏や、1996年のアトランタオリンピックに出場した山田かがり氏など、歴代日本代表の名プレーヤーを指導。さらに、東京オリンピックでは5人制日本代表の髙田真希、三好南穂、馬瓜エブリン、3x3日本代表の馬瓜ステファニー、山本麻衣と計5名の選手を輩出した。
なお、表彰式は4月20日にグランドプリンスホテル新高輪で行われる予定となっている。