2023.09.23

10点リードで試合を折り返すも…第3Qに失速したU16日本代表がフィリピンに惜敗

10得点4リバウンドを挙げた千保銀河(右)[写真]=fiba.basketball
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 9月23日、カタールで「FIBA U16アジア選手権大会2023」の準々決勝が行われ、U16男子日本代表がU16フィリピン代表との一戦に臨んだ。

 開幕から0-7のランを許したものの、千保銀河(開志国際高校)や高田将吾(福岡大学附属大濠高校)らの得点で盛り返し、16-16の同点で最初の10分間を終えた日本。第2クォーターでは速攻やセカンドチャンスから徐々にリードをつかみ、ベネディクト研一郎(アイオナ・プレップスクール)のブロックも飛び出すと、35-25の10点リードで試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、速攻やフリースローからスコアにつなげる日本だったが、フィリピンのゾーンディフェンスを崩しきれずにペースが落ちていく。終盤にはターンオーバーを連発し、残り12秒に3ポイントシュートで逆転を許す。中村颯斗(四日市メリノール学院中学校)が放ったブザービーターは決まらず、45-46と1点ビハインドで最後のクォーターへ。

 第4クォーターでは白谷柱誠ジャック(四日市メリノール学院)やベネディクトがリバウンドで奮闘し、中村もバスケットカウントを奪ってフィリピンに食らいつく。しかし、残り1分を切ってビハインドを5点にされると、反撃の3ポイントシュートを決め切れずにゲームセット。最終スコア59-64で日本の惜敗となった。

 日本はベネディクトが10得点14リバウンド2ブロックでチームをけん引し、高田は12得点2リバウンド、千保は10得点4リバウンドをマーク。4強入りならず、「FIBA U17バスケットボールワールドカップ2024」への出場権を逃した日本は、次戦でU16ヨルダン代表と対戦する。

■試合結果
日本 - フィリピン
日   本|16|19|10|14|=59
フィリピン|16|9|21|18|=64

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