2021.10.14

Wリーグ開幕会見…馬瓜エブリン、渡嘉敷来夢、髙田真希、町田瑠唯が熱い戦いを約束

会見には(左から)馬瓜、渡嘉敷、髙田、町田の4選手が登壇 [写真]=伊藤大允
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 10月14日、Wリーグが開幕記者会見を開催。今夏の東京オリンピックで日本バスケ界では初となるオリンピックでの銀メダルを獲得した女子日本代表12名が所属するWリーグは、今回で23回目を迎える。2024年開催予定のパリオリンピックに向けて、レベルの高いプレーが繰り広げられるのは必至だ。未来のオリンピアンたちがコートで奮闘する姿も見られることだろう。

 会見には昨シーズン、プレーオフでベスト4に進出した4チームから馬瓜エブリン(トヨタ自動車アンテロープス)、渡嘉敷来夢(ENEOSフラワーズ)、髙田真希(デンソーアイリス)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)が登壇。今シーズンの抱負を語るとともに、メディアからの質問に対応した。

 ENEOSの12連覇を阻止して、悲願のリーグ初制覇を果たしたトヨタ自動車。今回は2連覇のかかるシーズンとなるが、馬瓜は「一つひとつの試合を勝ちきることでその先に優勝があります。目の前の試合を大事にしたいと思っています」と、一戦必勝の構えだ。

 髙田は「目標は日本一です。そのうえで会場やネットで見ていただく方に、『もっと見たい』『楽しいな』と思っていただけるようプレーだけでなく、立ち居振る舞いにも気を配りたいと思います」とコメント。

 また町田は「今シーズンこそは優勝を目指して頑張りたいです。オリンピックを通して色んな人に知っていただけたと思うので、Wリーグも盛り上げていきたい」と目標を語るとともに、「アシストだけではなく、得点でも勝利に貢献したい」と新たな挑戦を口にした。

「代表選手がチームから離れていたので、チーム作りはまだできていない状況です。なので、シーズンを通して成長していきたいと思います。(シーズンが終わったときに)どのような姿になっているのか楽しみ」と語ったのが渡嘉敷。自身9月に入りチーム練習に合流、今は開幕戦出場を目指して調整を続けているという。

 渡嘉敷にとってはケガのため出場できなかったオリンピックだが、「たくさんの刺激を受けたので、それを発揮したいと思っています。自分、今ギラついています」と熱い気持ちを語ってくれた。WNBAに挑戦した2015年当時の「闘争心が蘇ってきた」とも言い、「自分が中心になって優勝に導きたい」と、今シーズンの渡嘉敷は例年以上にリーグを凌駕しそうな勢いだ。

 Wリーグは16日、新潟県阿賀野市の笹神体育館で行われる新潟アルビレックス BBラビッツとアイシンウィングスの一戦からスタート。新規参入のプレステージ・インターナショナル アランマーレを加え、全13チームで激しい戦いが繰り広げていくことになる。