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4月3日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館(神奈川県)で第23回Wリーグプレーオフのクォーターファイナルが行われ、富士通レッドウェーブ(5位)がトヨタ紡織サンシャインラビッツ(4位)と対戦した。
試合は立ち上がりから中盤まで互角の戦いを見せた両チームだが、徐々に富士通が試合のペースを握る。オコエ桃仁花の3ポイントや中村優花のバスケットカウントで富士通がリードを広げ、第1クォーターを20-14で終えた。続く第2クォーター、富士通は一時2ケタのリードを奪うなど試合を優位に進め、40-31で試合を折り返す。
迎えた後半では東藤なな子に連続得点を許し、トヨタ紡織に点差を詰められる展開に。さらに富士通は5分間以上に渡って無得点と抑え込まれ、中盤にはついに逆転を許してしまう。それでも、町田瑠唯のレイアップで再逆転すると、その後はリードチェンジを繰り返す。しかし、東藤のバスケットカウントや、平末明日香の終了間際の得点などで突き放され、48-55と7点ビハインドで第3クォーターを終えた。
勝負の第4クォーター、今度は富士通がトヨタ紡織のオフェンスを封じ込め、ジリジリと点差を詰める。そして中盤には宮澤夕貴の3ポイントで、ついに富士通がリードを奪い返した。その後は、篠崎澪の長距離砲や、堅いディフェンスからの速攻などでトヨタ紡織を突き放し、最後は71-61で富士通が勝利を飾った。
勝利した富士通は、篠崎が17得点、オコエが4本の3ポイントを含む16得点6リバウンド4ブロック、宮澤が3本の3ポイントを含む13得点7リバウンド、町田が7得点5リバウンド11アシスト3スティールをマーク。
一方のトヨタ紡織は、東藤が14得点5リバウンド3スティール、加藤優希と平末が12得点、白慶花が6得点10リバウンドを挙げるも、最終クォーターでは得点が伸び悩み、悔しい敗戦となった。
富士通は来週末に行われるセミファイナルでENEOSサンフラワーズとの対戦に臨む。
■試合結果
トヨタ紡織サンシャインラビッツ 61-71 富士通レッドウェーブ
トヨタ紡織|14|17|24|6|=61
富 士 通|20|20|8|23|=71