2019.03.01

カードマスターへの道【第3回】カードの手に入れ方、集め方

今回の「カードマスターへの道」は、カードの入手方法や集め方を解説 [写真協力]=株式会社MINT
ライター/イラストレーター。長年カード関連の企画・出版物に記事を寄稿しているライターであると共に自身も1990年代初頭から四半世紀に渡りカード収集を続けているカードマニア

【NBAカードを手に入れるには?】

「NBAカードが欲しい」、「NBAカードのパックを開けてみたい」と思っても、そこから実際にカードを手に入れるまでには少々高いハードルがある。例えばこれが日本でも人気のトレーディングカードゲームであれば、近所のコンビニにも最新のパックが置いてあったりするが、NBAカードだとそうはいかない。NBAカードを手に入れるためにはまずそれらを取り扱っている場所を知る必要があるだろう。

 それではその場所はどこか? と言えば答えは単純で「カードショップ」である。日本にはNBAカードをはじめとするトレーディングカードを専門に扱っているショップが数多く存在しており、そこでは各種トレーディングカードのパックやボックス、シングルカード(好みのカードを単品で選ぶこと)を購入することができる。

 もしカードショップが近隣の地域にあるなら、是非とも足を伸ばして行ってみてほしい。「百聞は一見に如かず」と言うように、ショップを訪れ実物のカードを見たり触ったりすることで、より一層NBAカードの魅力を感じることができるからだ。

 カードショップが近隣にない地域の人は、通信販売を利用するのもいいだろう。大半のショップは遠方からの問い合わせや商品の注文にも対応している。カードに関する詳しい知識がなくてもショップのスタッフに相談すればきっと自分好みのカードに出会えるはずだ。

カードショップの多くはネットでの販売も行っているので、実際に店舗へ行けない場合でもカードを購入できる [写真協力]=株式会社MINT

【カードショップの楽しみ方】

 カードショップに足を踏み入れると、そこには夢のような空間が広がっている。あらゆるジャンルのカードで満たされた店内はまるで博物館のようで、それらのカードを眺めているだけでも楽しい。単に目当てのものを買って帰るだけじゃなく、その場所にいること自体を楽しめるのがカードショップのいいところだ。

 店頭には最新のNBAカードのパックやボックスが陳列されており、その中から気に入ったブランドを選んで買うことができる。そこからどういったカードが出てくるのかは商品のポップに書かれていることが多いが、それでも分からない時はショップのスタッフに尋ねてみるといいだろう。

店頭では、パックはダミーパックが使われていることも多い [写真協力]=株式会社MINT

 選手別、チーム別、あるいはカード種類別のシングルカードはそれ専用の箱やケースに入れられて管理されている。それらはショップのバックヤードに置かれていてスタッフに言って出してもらう場合もあるが、誰もが自由に見られるよう店内に置いていることもある。その箱に入っているカードは自分の他にもたくさんの人が見ることになるので、なるべくカードを傷めないよう丁寧に見るのがマナーだ。

選手ごとに分けられたシングルカード [写真協力]=株式会社MINT

 高価なカードはショーケースに飾られていることが多い。ショーケースのカードのラインナップはそのショップの顔と言ってもいいくらい重要なので、どこも品揃えの充実には常に気を使っているようだ。気軽に買えない値段のカードばかりが並ぶが、「いつかはあのカードを手に入れたい」とカード収集の目標にするのもいいかも知れない。

高額カードは専用ショーケースに展示されている [写真協力]=株式会社MINT

【一般的な集め方】

 最後にカードの集め方について言及したい。一般的な集め方としては大きく分けて3通りの方法がある。

1. 選手別に集める

 好きな選手1人に絞ってカードを集めることは、NBAだけではなくスポーツカード全般においては最もポピュラーな収集方法である。特に日本ではNBAに対して地元チームという概念がないため割合的にはこの方法で集めているコレクターが最も多い。

ソニックス、サンダー、ウォーリアーズ、アメリカ代表と時の流れを感じるケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のコレクション [写真協力]=株式会社MINT

2. チーム別に集める

 特定のチームを対象に集める方法がこれ。元々好きな選手がいてその選手が所属しているチームごと好きになるパターンが多いが、出張や留学などでその都市に住んでいたのがきっかけでという人も一定割合いるようだ。選手別で集めている人ほど数は多くないが、選手の入れ替えに左右されないため息の長い収集活動を続けられる。

チームで集めるならレジェンドの存在も欠かせない [写真協力]=株式会社MINT

3. コンプリートセットを作る

 特定のブランド、特定のインサートを全て揃えたものをコンプリートセットと呼び、それを作り上げることを目標としてカードを集めるやり方もある。1980年までNBAカードは1シーズンにつき1種類のカードセットしか発売されていなかったので、昔はこの集め方をする人が多かった。コンプリートセットはその年の選手名鑑として活用できるので、資料的価値にこだわるファン向けの集め方と言える。

コンプリートはコレクションの基本 [写真協力]=株式会社MINT

 基本的にカード収集は自由であり、「こうしなければいけない」という決まりがあるわけではないが、一般的なカードの買い方、集め方を知っているとより自分に合った方法を選択することができるだろう。カードの楽しさや美しさに触れながら、自分だけのコレクションを作り上げてほしい。

文=soma

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