2019.04.17

ナゲッツがスパーズに逆転勝利、終盤ビッグショットを沈めたマレーは24得点の活躍

試合終盤に素晴らしいビッグショットを決めたマレー(右)[写真]=Getty Images
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終盤に試合をひっくり返したナゲッツが1勝1敗のタイに

 4月17日(現地時間16日)、サンアントニオ・スパーズとデンバー・ナゲッツのプレーオフ1回戦第2戦が、ナゲッツのホームコートであるペプシ・センターにて行われた。

 序盤は両者ともにインサイドアタックがリングに嫌われるも、ミドルレンジのジャンパーやフリースローなどで徐々に得点を重ねていく。第1クォーター残り6分秒35秒、スパーズのマルコ・ベリネリが3ポイントシュートを沈めながらバスケットカウントをマーク。フリースローも確実に決め、4点をリードした。

 ここから3ポイントのアテンプトもやや増えたが、前半は両者ともに堅実なインサイドと中距離からのシュート、ピック&ロールを軸に攻撃を展開。スパーズは26-21で最初の12分間を終えると、第2クォーターも試合のペースを握り、徐々に点差を広げた。

 対するナゲッツは、ニコラ・ヨキッチが第2クォーター残り7分44秒に3ポイント、直後にはモンテ・モリスが見事なボディバランスでレイアップを沈めてバスケットカウントを獲得。このまま勢いに乗るかと思われたが、ここでスパーズのグレッグ・ポポビッチヘッドコーチがすぐさまタイムアウトをコールし流れを断ちきる。すると、スパーズがリードを保ったまま試合を進め、59-49で前半を終えた。

レイアップを放つデローザン[写真]=Getty Images

 第3クォーター開始直後、ヨキッチからのアシストを受けてギャリー・ハリスが3ポイントをヒット。しかし開始52秒にポール・ミルサップラマーカス・オルドリッジのジャンパーに対してファウルを犯し、4つ目のファウルを宣告される。 劣勢を強いられたナゲッツは、リム周りのフィニッシュやフリースローミス、ターンオーバーなどミスを連発。対照的にスパーズは、前半からのリズムを崩すことなく落ち着いてプレーを続けた。

 同クォーター残り7分46秒、ハリスが試合の流れを変えるようなバックドアカットからのレイアップを沈めたところでスパーズがタイムアウト。その直後にナゲッツのトランジション・オフェンスを止めると、残り6分46秒にブリン・フォーブスが3ポイントを沈めた。残り6分19秒には速攻からデリック・ホワイトがダンクを叩き込み、スパーズは71-56と15点リードを奪った。しかし、ナゲッツもタイムアウトから反撃に転じ、残り1分21秒にマリーク・ビーズリーの3ポイントで80-74と6点差まで詰め寄る。82-75で同クォーターを終えた。

 最終クォーター、開始直後から互いに連続して得点を重ね、残り6分49秒にミルサップがジャブステップでデローザンをかわし、レイアップを沈めてバスケットカウントを獲得。残り6分1秒にジャマール・マレーがジャンパーを決めて95-95の同点に追いつく。その後は両チームともに果敢に攻撃を続けるが、マレーが試合終了残り2分30秒にショットクロックブザービーターの3ポイントを、残り2分12秒にはトランジションから3ポイントを決めて、110-103とリードを広げる。 すると、このまま主導権を握り続け、ナゲッツが最終スコア114-105で勝利を収めた。

 この勝利でシリーズを1勝1敗としたナゲッツは、マレーが24得点4アシスト、ミルサップが20得点7リバウンド、ヨキッチが21得点13リバウンド8アシスト、ハリスが23得点をマーク。試合後、ゲーム終盤にビッグショットを沈めたマレーがコメントを残した。

「コーチが自分を信じてくれた。酷いバスケットが続く中でも自分を信じ続け、そしてチームメートのおかげで自信を取り戻せた。最終クォーターを良い形でプレーできたと思う」

 デローザンが31得点7リバウンド、オルドリッジが24得点8リバウンド、ホワイトが17得点を記録したものの、逆転負けを喫したスパーズ。第3戦は4月19日(同18日)、スパーズのホームであるAT&Tセンターにて行われる。

 

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