2020.05.24
キャリア12年を誇るベテランビッグマン、アル・ホーフォードは今夏、3シーズン所属したボストン・セルティックスを退団し、フィラデルフィア・セブンティシクサーズへと移籍。
ジョエル・エンビードという、リーグ屈指の支配的なビッグマンと共にプレーできる機会を得たホーフォードは、今季シクサーズで攻防両面における潤滑油としてチームを優勝候補へと後押しすることが期待されている。
そのシクサーズが10月24日(現地時間23日)のレギュラーシーズン開幕戦で激突するのは、皮肉にも古巣のセルティックス。ホーフォードは対戦相手として、元チームメートたちと顔を合わせることとなる。
カイリー・アービングこそブルックリン・ネッツへ移籍したものの、セルティックスにはジェイソン・テイタムやジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートにゴードン・ヘイワードといった昨季の主力が在籍している。開幕戦ということもあり、最初は互いに違和感を抱きながらプレーするシーンもあるかもしれない。
現地時間21日、ホーフォードは地元メディア『The Philadelphia Inquirer』へ、現在の心境をこのように述べている。
「昨季まで所属していたチームと戦うんだから、僕にとっては奇妙なことになりそうだね。多分、考えられる限り、良いシナリオだと思うよ。シーズン最初のゲームなわけだから、やってみせるさ。フィリーとボストンという長年のライバル関係が、ビッグゲームにしてくれるんじゃないかな」。
1980年代。シクサーズはジュリアス・アービング(元シクサーズ)やモーゼス・マローン(元ヒューストン・ロケッツほか)、セルティックスにはラリー・バードやケビン・マクヘイル(共に元セルティックス)といった将来のバスケットボール殿堂入り選手が複数在籍しており、プレーオフで何度も激突してきた過去がある。
2年連続で同カードによる開幕戦となったのだが、ホーフォードがシクサーズにどこまでフィットしているかは気になるところ。プレシーズンでは4試合に出場し、平均21.2分9.0得点5.5リバウンド2.3アシスト1.3スティールを残しており、ショット成功率全般も及第点を与えることができる数字を残していた。
ゲームの最中にはチームメートへ鮮やかなバックドアパスを繰り出すなど、持ち前のオールラウンドなプレーは健在。得点、リバウンド、アシスト、ディフェンスをハイレベルでこなすホーフォードは、古巣相手にも容赦なく襲い掛かることだろう。
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