2019.10.21
トロント・ラプターズのフランチャイズ史上初優勝で幕を下ろした2018-19シーズン。NBAは今後、6月21日(現地時間20日)にドラフトが行われ、7月1日(同6月30日)からフリーエージェント(FA)戦線が幕を開けることとなる。
今夏のFA戦線を前に、ここではポジション別の注目FAトップ10を紹介していきたい。第3弾はセンター。上位6選手がオールスター選出経験を持つ一方、気になる若手や即戦力のベテランがランクインしている。
※所属は現地時間6月15日終了時点、チーム名は略称、参照データは『HoopsHype』
■2019注目FAトップ10(センター)
1.ニコラ・ブーチェビッチ(マジック/制限なし)
2.デマーカス・カズンズ(ウォリアーズ/制限なし)
3.アル・ホーフォード(セルティックス/プレーヤーオプション→破棄して制限なし)
4.マルク・ガソル(ラプターズ/プレーヤーオプション)
5.ブルック・ロペス(バックス/制限なし)
6.ディアンドレ・ジョーダン(ニックス/制限なし)
7.ウィリー・コーリー・スタイン(キングス/制限付き)
8.ヨナス・バランチュナス(グリズリーズ/プレーヤーオプション→破棄して制限なし)
9.エネス・カンター(ブレイザーズ/制限なし)
10.トーマス・ブライアント(ウィザーズ/制限付き)
今季オールスターに初選出されたブーチェビッチを筆頭に、カズンズ、ホーフォード、ガソル、ロペス、ジョーダンはいずれもオールスターに選出された経験を持つ。ガソルはプレーヤーオプション(PO)を行使して残留が濃厚も、これを破棄して制限なしFAとなれば、複数のチームから声がかかるはず。ホーフォードは制限なしFAとなり、セルティックス側は再契約を望んでいるものの、他チームと4年契約を結ぶ可能性があるという報道もあり、移籍を選択するかもしれない。
2年連続のプレーオフ出場を狙うマジックは、ブーチェビッチとの再契約を今夏の最優先事項に挙げている。ロペスについてはバックスと相思相愛の関係と報じられており、残留が濃厚なのだが、レイカーズが狙っているというウワサも。
なお、今年1月にアキレス腱断裂の大ケガから復帰したカズンズは高額契約を求めて移籍が濃厚。今夏FAになるビッグマンの中で、個人成績ならトップの実績を誇っており、オールラウンドなスキルも魅力。
また、キングスはセンターのグレードアップを狙っており、コーリー・スタインとの再契約は微妙。バランチュナスはグリズリーズと新契約を結ぶべく、制限なしFAになったが、残留するかは不透明。今季途中にブレイザーズ入りしたカンターは金額面で妥協できれば残留か。ブライアントについてはウィザーズがどんな契約にもマッチする覚悟ができていると『NBC Sports』が報じている。
■そのほかのFA選手
ロビン・ロペス(ブルズ/制限なし)
エド・デイビス(ネッツ/制限なし)
ジャベール・マギー(レイカーズ/制限なし)
ロペス、デイビス、マギーは裏方的な役割をこなすことができるビッグマン。ロペスはプレーオフに出場可能なチームへの移籍を狙うことだろう。
今季キャリアハイの平均8.6リバウンドを記録したデイビスについて、『The Athletic』は複数チームが獲得に名乗りを上げると報道。マギーの移籍先候補は特に挙がっていないものの、今季は平均12.0得点7.5リバウンド2.0ブロックとまずまずの成績を残しており、低年俸で契約できるのであれば、複数のチームが獲得に関心を示すに違いない。
さらに、ホークスでプレーしたここ2シーズンで3ポイントをレパートリーに加えたドウェイン・デッドモン(ホークス/制限なし)も、FA戦線で人気を集めそうだ。
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