2019.03.16

約4年の時を経てブレイザーズ入りしたエネス・カンター「勝利する文化があるから」

2月中旬にブレイザーズへ加入したカンター[写真]=Getty Images
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オールスター後にカンターが出場した9試合で、ブレイザーズは7勝と好成績

 2015年夏。当時オクラホマシティ・サンダーに所属していたエネス・カンターは、フリーエージェント(FA)になった際にポートランド・トレイルブレイザーズからもオファーを受けていた。

 カンターはこの時、サンダーとの再契約を決断。すると17年9月末にカーメロ・アンソニー(現未所属)とのトレードでニューヨーク・ニックスへ移籍し、今年2月8日(現地時間7日)に解雇されると、14日(同13日)にブレイザーズと契約を締結。

 ブレイザーズの一員となったカンターは、ユスフ・ヌルキッチのバックアップセンターとしてここまで9試合に出場。平均18.7分10.8得点7.1リバウンド1.4アシストを記録し、カンターが出場した試合でブレイザーズは7勝2敗の好成績を残している。

 16日(同15日)に『Hoops Rumors』へ掲載された記事の中で、カンターはブレイザーズ入りまでの経緯についてこう振り返っていた。

「(ニックスを解雇されたあと)僕はいくつかのチームを見ていた。僕の代理人は、2、3チームが獲得に興味を示していると教えてくれた。中でもポートランドが、僕にとって最も理にかなったチームだったんだ」。

 カンターはブレイザーズ入りを決断した最大の理由について「勝利する文化」と答えると、15年についても「オクラホマシティと再契約間近という段階で、彼ら(ブレイザーズ)は僕に契約をオファーしてくれた。だから、ニール(・オルシェイ/バスケットボール運営部門代表)からメッセージをもらった時は、すっごくエキサイトしていたし、とても感情的になったんだ」と明かしている。

 15日(同14日)終了時点で、ブレイザーズはウエスタン・カンファレンス4位の41勝26敗。3位のヒューストン・ロケッツ(42勝26敗)とは0.5ゲーム差、5位のサンダー(42勝27敗)とはゲーム差なしという団子レースの中、一戦必勝というタフな状況にいる。

 デイミアン・リラードCJ・マッカラム、ヌルキッチという3本柱を中心に勝利を重ねるブレイザーズにとって、コンスタントに得点とリバウンドを稼ぐカンターがベンチに控えていることは、心強いに違いない。

ポストプレーを中心に得点を重ねるカンター。ブレイザーズはプレーオフに向けて効果的な補強に成功した[写真]=Getty Images

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