2020.10.22

ペリカンズの新指揮官に3チームでHC経験を持つスタン・バン・ガンディが就任

ペリカンズの新HCとなったバン・ガンディ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 10月22日(現地時間21日)。スタン・バン・ガンディニューオーリンズ・ペリカンズの新ヘッドコーチ(HC)就任に合意したことを明かした。

「タレント豊富なニューオーリンズ・ペリカンズというチームへ加わることに興奮しています。選手たちをはじめ、ベンソンさん(ゲイル・ベンソン/オーナー)、デイビッド・グリフィン(バスケットボール運営部門副代表)、トラジャン・ラングドン(ゼネラルマネージャー)、その他スタッフたちと一緒に働くことができて光栄です。ここニューオーリンズにはすばらしい人たちがいます。選手たちと話し合い、プロセスをスタートさせることが待ちきれません」。

 バン・ガンディは自身のツイッターで、新たなチャレンジの抱負を述べた。1995-96シーズンからマイアミ・ヒートのアシスタントコーチ(AC)に就任したバン・ガンディは、03-04シーズンから05-06シーズン途中までHCを務めた。

 その後07-08シーズンからオーランド・マジックのHCとなり、ドワイト・ハワード(現ロサンゼルス・レイカーズ)を中心とする布陣で09年にはNBAファイナル進出。マジックで5シーズン指揮を執り、14-15から17-18シーズンまではデトロイト・ピストンズでHC兼バスケットボール運営部門代表を務めた経験を持つ。

 約12シーズンで計3チームの指揮を執ったバン・ガンディは、通算523勝384敗(勝率57.7パーセント)、プレーオフでは48勝43敗(勝率52.7パーセント)を残している。

 今季ウェスタン・カンファレンス13位の30勝42敗に終わったペリカンズは、新たな指揮官へゲームの教師として、さらには指揮したチームをリーグ有数のディフェンシブチームへと引き上げてきた実績に期待していると言っていいだろう。

 ペリカンズにはベテランのドリュー・ホリデーJJ・レディックに加え、ザイオン・ウィリアムソンブランドン・イングラム(制限付きフリーエージェント)、ロンゾ・ボールジャクソン・ヘイズといった魅力的な若手がおり、バン・ガンディが彼らの才能を引き出すことができれば、来季注目のチームとなるに違いない。