2021.05.30
4月14日(現地時間13日、日付は以下同)に行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦で、ユタ・ジャズは106-96で勝利を収めた。
ジャズではボーヤン・ボグダノビッチが23得点7リバウンド、ドノバン・ミッチェルが22得点、ジョージ・ニアーンが18得点10リバウンド、マイク・コンリーが15得点14アシスト2スティール、ルディ・ゴベアが13得点14リバウンド7ブロックをマーク。
この試合を終えて、ジャズは41勝14敗(勝率74.5パーセント)とし、依然としてリーグトップの座を堅持している。もしこのままジャズがウェスタン・カンファレンス首位でレギュラーシーズンを終えれば、1997-98シーズン以来初となる。
だが2位のフェニックス・サンズ(39勝15敗)とは1.5ゲーム差まで縮まっており、3.5ゲーム差で3位のロサンゼルス・クリッパーズ(38勝18敗)も現在6連勝と波に乗っており、ジャズがこのままウェスト首位をキープするためには、よりハードな戦いが待ち受けていると言っていい。
とはいえ、今季はただでさえ過密日程であり、シード順を死守するためにプレーし続けると、プレーオフを前に消耗してしまう恐れもある。事実、サンダー戦終了後、ゴベアは「本当に疲れたと感じる日も何度かある。でも俺は疲れちゃいないと自分自身に言い聞かせるようにしている」と地元メディア『The Salt Lake Tribune』へ話しており、疲労が蓄積している恐れもある。
サンダー戦では主力のロイス・オニール(休養)、ジョー・イングルズ(膝)、ジョーダン・クラークソン(足首)が欠場しており、プレーオフをベストメンバーで戦うためにはコンディショニングも重要になってくる。
このチームは過去2年連続でプレーオフ1回戦敗退を喫していることから、プレーオフを通じてホームコートアドバンテージを確保したい一方、選手たちが健康体でプレーオフに臨むことも勝ち上がるうえで不可欠な要素。
「このチームにとって最も重要なことは自分たちのことを大事にすることだと思う。第1シードの座を守りたいのは当然だけど、俺たちが健康体を維持していくことの方がもっと重要なんだ」というゴベアの言葉が、ジャズの選手たちの気持ちを代弁していると言えよう。
ジャズは今季55試合を終えて3連敗はなし。2連敗もここまで3度に抑えており、抜群の安定感を誇る。プレーオフは4戦先勝のシリーズなだけに、良い傾向なのかもしれない。だが同じチームと何度も戦うため、レギュラーシーズンとは別物と考えた方がいい。
はたして、ジャズはこのまま好位置をキープしつつ、選手たちの健康体を持続させることができるのか。今季の覇権争いを占ううえでもポイントとなってくるだろう。
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