2021.09.17

アメリカ代表の次期HC選定を進めるグラント・ヒル「国際試合を理解している人物に」

マネージングディレクターを務めるヒル[写真]=Getty Images
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 USAバスケットボールは、東京オリンピックで金メダルを獲得して大会4連覇を達成。それと同時に、2005年からアメリカ代表のマネージングディレクターを務めてきたジェリー・コランジェロ、そして契約最終年となった今年、見事オリンピックを制したグレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズHC)が契約満了となった。

 コランジェロの後任となったのはグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)。今後は23年のFIBAワールドカップ、24年のパリ・オリンピックでアメリカ代表をけん引する新たな指揮官を探していくこととなる。

 9月17日(現地時間16日、日付は以下同)。そのヒルが『THE UNDEFEATED』のインタビューに応じ、どんな新HCを探しているか聞かれると「国際試合のことを理解し、当然リスペクトしている誰かだ」と切り出し、さらにこう続けていた。

「ロッカールームの状況を把握し、インターナショナルなプレーを理解している人物。もちろんコーチングできるのは当然だね。僕は昨年、国際試合について多くを学ぶことに費やしてきた。我々のゲームとは違うものなんだ。そのことを理解し、リスペクトすることがきわめて重要になってくる。それは(コーチング)スタッフ、選手たちにも言えること」。

 ヒルの理想のシナリオとしては、10月20日のレギュラーシーズン開幕を前に新HCを決めたいということなのだろう。

 USAバスケットボールでコーチングした経験を持つコーチとしては、直近ではポポヴィッチ前HCの下でアシスタントコーチを務めたスティーブ・カー(ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)とロイド・ピアース(前アトランタ・ホークスHC)がおり、NBAチームで指揮を執るHCたちの中にも候補に浮上している人物がいるだろう。

 はたして、ヒルはどのコーチへアメリカ代表の指揮官を託すのか。今後の動向に注目していきたい。

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