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12月21日(現地時間20日、日付は以下同)。USAバスケットボールは、男子アメリカ代表のヘッドコーチ(HC)を発表した。
グレッグ・ポポヴィッチ前HC(サンアントニオ・スパーズ)の後任として、2023年のFIBAワールドカップ、24年のパリ・オリンピックで指揮を執るのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCとなった。
この日会見に登場したカーHCは新たな任務を「夢の仕事です」と語るも、「正直な話、サプライズでした」と明かし、ポポヴィッチ前HCの下でアシスタントコーチを務めたことも振り返りながらこう話していた。
「我々は東京でこの夏を一緒に過ごしてきました。USAバスケットボールの一員としてすばらしい経験になりました。ですが、『そうか。私がヘッドコーチになるのか』とは思っていませんでした。夢にも思いませんでした。これは一生に一度の機会です。彼らと仕事を共にしていくことが待ち切れません」。
カーHCのコーチングスタッフには、フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズHC、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC、ゴンザガ大学のマーク・フューHCが加わることとなるだけに、豪華な陣容と言っていい。
ジェリー・コランジェロからマネージング・ディレクターの座を引き継いだグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)はカーHCについて「彼の持つバスケットボールへの鋭い洞察力、人と人を結びつける能力、それに彼には国際試合におけるリスペクトと理解力があります」と『AP』へ話している。
ワールドカップは今から約2年後、オリンピックは約3年後ながら、ヒルは着々とアメリカ代表ロースターのメンバー構成についてカーHCとコンタクトをとって進めていくことだろう。
はたして、新たなコーチングスタッフとなったアメリカ代表が国際大会でどんなメンバーを送り出すことになるのか。今後の動向に注目していきたいところだ。